次は決勝戦だ
予定通り、フランスがポルトガルを降した。
しかし、フランスのサッカー、クソつまらん。プラティニ、ジレスらのシャンパンサッカーを知っている人間からすれば、今の土人を中心とした守りのサッカーは退屈極まりない。
それでも、勝てば官軍。フランスの勝利を録画したテープで確認するや、Xに勝ち誇りメールを送り付けた。
10分間で5本というのは度を過ぎた行為であろう。もちろん、そんなのは眼中にない。
昨日は奴から反応がなかったが、今日は返信が来た。それもそのはず。5本目に、「決勝戦、受けてやってもいいぜ」と書いたからである。
当然の如く奴は受けて立ったが、奴のメールに聞き捨てならないものがあった。
「普段は私のホーム・あなたのアウェイである麻雀で稼がせていただいているので、今回はあなたのホームであるサッカーで花を持たせただけです。勝負していなければただのサッカーですが、無料でワールドカップを楽しめたわけですし、アウェイで引き分けなら、勝ったも同然です」
奴のホームが麻雀であるのことは確かだが、わしのホームはサッカーではない。わしのホームは高校野球だ。
それよりも、看過できないのは、麻雀をわしのアウェイとしていることだ。
ただし、次の一言には感心した。「まあ、ここまで来たのですから、決勝戦の申し出を受けないというのも、ギャンブラーとしてまずいでしょう」 その意気やよしだ。
しかしだ。「チップ6枚分でよろしくお願いします」とは、その意気やわろしだ。
ま、いいだろう。決勝戦を漫然と観るのも何だし。
というわけで、わしはイタリアを取った。今回は、奴が指名権をわしに譲ったので、イタリアを指名したしだいである。
イタリアにしたのは、イタリアの方が優勝に近いと思ったからだけではない。トル公の予想に従いたくなかったからである。
それより、おめぇ、7月にはやるからメンツを手配しとけよ。
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