お気の毒に
今日は午前中から会議が開かれた。会議といっても、参加者は、わし、とっつぁん、号泣組翁のすっとこどっこい3人組である。
会議中、とっつぁんの頭上がやたら寂しいのに気がついた。インディアン伝承シャンプーを使っているはずなのに、ジダン状態が進行しているのはどういうわけだ?
それで、「今もインディアン伝承シャンプーを使っているのかね?」と聞いてみたら、「もう使ってないわい」との答えだった。
インディアン伝承シャンプーの効果がないはずはないのだが…。現に、わしはインディアン伝承シャンプーの効果が出ているし。
そうか、わかった。とっつぁんは、シャワーだけの入浴で、業者の指示通りにシャンプーをしていないからだ。
それじゃ、あかんよ。インディアン伝承シャンプーは、十分泡立ててマッサージしないといけないのだから。
前にも書いたが、とっつぁんはかみさんに湯船に入ることを禁じられていており、シャワーだけで入浴を済ましている。
なぜ、湯船に浸かることが許されていないかというと、水道代がもったいないことと、湯船を使うと風呂場が劣化するからだという。
まじで、それはひどい話だな。わしだったら暴れるわい。
でも、とっつぁんの場合は、頭がジダン状態でも、結婚しているからいい。そう言ったら、「良くないわい。わしはやり直したいんだよ」と返ってきた。
続けて、「昨日のうちの晩飯は何だったかと思うかね? ラーメンとスイカでっせ。そんな食い合わせがあるかい」と、またまた自分の悲惨な食生活を訴えてきた。
さらに、「1人暮らしの方がずっといいよ。わしには自由もないんじゃい」、「(かみさんの)背が高すぎるよ」、「帰りたくねぇなぁ。わしは今から闘っとるんじゃい」と、愚痴のオンパレード。
気の毒によ。そうしたストレスからジダン状態の進行にストップがかからんわけだな。ホント、チョンガー、万歳だ。
ところで、とっつぁんの情報によると、職場近くの食堂のパートに、キオスクの‘人’以上の女性がいるという。
タイガーマスクは、キングタイガーからそのいまわの際に、「虎の穴にはまだ我々以上のレスラーがいるんだ……。その恐るべきレスラーがいずれ機会を見て、我々の復讐に来るぞ、必ず……」と聞かされて驚愕したが、わしもとっつぁんの話に驚いた。
よし、わしもいずれ機会を見て、その女性と相まみえてこよう。その前に、明日またお釣り作戦だ。
次の日へ | 前の日へ |
日記トップへ | HPトップへ |