血で書いたラブレター
今日から月が変わった。これでツキも変わるだろう。実際、今日のお釣り作戦は最高に近い出来だったし。
そこで、今日からX必殺作戦を展開することにした。X必殺作戦とは? それは血で書いたラブレターである。
「拝啓、ミスターX殿。
今月7日開幕のワールドカップラグビーで勝負を申し入れる。
1.優勝国を当てる方式とする。
2.レートはチップ20枚分とする。
3.わしが指名するのは、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ共和国の3か国だ。それ以外の17か国が優勝したら、貴殿の勝ちとする。
4.この日記をアップした瞬間に勝負が成立したものとする」
誰の挑戦でも受ける主義の奴がこの勝負を受けないことはあるまい。そのための餌もまいたし、必ずや奴は乗ってくるだろう。
ここで、「血で書いたラブレター」を「なんぞや?」と思っている人のために解説を…。
「血で書いたラブレター」は、梶原一騎原作の「紅の挑戦者」に出て来る語彙である。
魔神、怪物、神などありとあらゆる称賛を受けるタイ式ボクシングの無敵のカリスマ王者・ガルーダに、日本のスーパースター・剣持隼人が挑戦状を叩きつけたことを梶原一騎は、「血で書いたラブレター」と表現したのである。
ガルーダとの試合に猛反対する所属ジムの野田会長に剣持が言った、「絶対に勝ち目がないと言われるからこそ、敢えて挑戦するのです。燃えるのです。一度きりのわがままを許して下さい」に痺れなかったら男ではない。
男の中の男・剣持隼人
結局、剣持はガルーダに殺され、男の恋は報われなかった…。しかし、ガルーダvs剣持は漫画史上に残る名勝負として、コアなファンの記憶に残っている。
こうして書いていたら、たかがXに相手に「血で書いたラブレター」と表現したのがアホらしくなったわ。まあいい。今度の勝負では確実に奴を葬るからよ。
さ、明日は休みだ。明日は、秋場所での勝負方式を考えることにしよう。
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