「死神」


 Xから昼にメールが来た。ワールドカップラグビーの降参メールかと思ったら、件名が「死神」であった。「死神」で真っ先に思いつくのは「ゲゲゲの鬼太郎」に出て来る死神であるが…。

 そしたら、麻雀プロの伊藤優孝に関するメールであった。
伊藤優孝はヘタクソだが、鬼のような引きの強さで「死神」といわれているのだ。

 
「死神」という異名は迫力があっていい。また、斉藤勝久プロの「麻雀バカ一代」、長村大プロの「デジタルの申し子」もなかなかいけている。しかし、土井泰昭プロの「どい〜ん」は意味がわからん。「どい〜ん」って、単に名前を文字っただけじゃないか。

 さて、奴のメールの内容であるが、
『面白いコラムを見つけた。日本麻雀連盟→インタビュー&コラム→コラム→伊藤優孝・「真の強者に近づく」です。感想を聞かせて下さい』であった。

 さっそく携帯から伊藤優孝のコラムにアクセスしてみた。
そして、あきれかえった。

 
「かれこれ40年、麻雀三昧の人生だが、いくらか前に進んだつもりでも、うすぼんやりとしか先が見えない。麻雀とは、とてつもなく深いものだと痛感しています。

 さて、そんな私ですが、真の強者に近づくにはどうすれば良いかを日々考えております。そして導き出した一つの答えは、麻雀力を鍛えること、です。

 では、麻雀力とは何か?

 1.知識力…基本知識、基本手筋等のことです。
 2.知恵力…応用力、洞察力、判断力、学習力等のことです。
 3.胆識力…気力、精神力、度量力、執着力、忍耐力、闘争力等のことです。
 4.意識力…美意識力、存在力、高志力、信念力等のことです。

 ちなみに、手前味噌ですが、私の自己採点をしてみました。1.知識力…90点、2.知恵力…85点、3.胆識力…80点、4.意識力…85点。

 ちょっと甘いかな? やはり、人に採点してもらった方が正確でしょうね。皆さんは何点でしたか?」
 

 
胆識力と意識力はともかく、伊藤優孝の知識力と知恵力がそんなに高いわけがない。ともにせいぜい70点だろう。

 ちなみに、わしの自己採点は、
「1.知識力…90点、2.知恵力…90点、3.胆識力…70点、4.意識力…80点」だ。

 そうXにメールしたら、
「まあ伊藤優孝の数値があれなら、お前の数値もそのレベルだと認めてやる。ただ、胆識力は10くらいだろう。ちなみに、アホ後輩は3だ」と返ってきた。

 確かに、胆識力の自己採点は甘過ぎだな。良くて30点か? 

 Xの麻雀力を判定すると、1.知識力…95点、2.知恵力…95点、3.胆識力…90点、4.意識力…85点、といったところか? って、ほめ殺しだ。

 それはそうと、Xから赤紙が来ないな。わしはいつでも田村なのだが…。

 
相撲はギブアップだ。ハガい。


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