蛇の道は蛇
しまった。小銭が切れていた。よって、今日は虚空二段蹴り、真空三段蹴りといったシャレた技は使えなかった。
それでも、お釣り作戦ができるのと男に当たるのとでは天と地の差である。今朝は危うく男に「こちらどうぞ」を食らうところであった。
男は棚の整理に没頭してろ。レジに顔を出すな。
というわけで、明日はXと9時40分に麻雀「サン」で待ち合わせすることになった。
『サンに予約の電話をしたら、「予約はできないので当日の朝に来て下さい」とのことだった。最悪、麻雀難民になるかもしれない』というメールが数日前にXから来ていたのであった。
そんなもん、蛇の道は蛇よ。いくらでも当てはある。タクシーを飛ばして「みよし」に行く手もあるしな。
そう返信したら、翌日、「バカ」という件名で奴からメールが送られてきた。
「お前のせいで無料通話料分を2000円もオーバーしたじゃねぇか! 30日はまずACミラン分を払え」
ここ数日の間、奴のメールに、わしがアカペラでPLの校歌を吹き込んだ画像、わしが咳き込んでいる音声などを添付して送り付けていたのだ。
そんなんで2000円もかかるわけがない。野郎、わしからぼるつもりだな。そんなのに引っ掛かるわしではない。
ところで、ACミラン代って、あんだ? 妙な言い掛かりはやめたまえ。
そしたら、「真面目な相談だが、30日の朝、麻雀難民にならないように俺とお前で先乗りしないか? 早めに入れたら2人麻雀をしていよう。サンがダメだったら他を探そう」というメールが着信した。
それに「田村」と返したら、「もう結構です。30日は手加減しようと思いましたが、本気で叩き潰します」だと?
始めから必死のくせに何を言ってやがる。だいたい、それはこっちのセリフだ。
結局、メンツが揃うまで、1ファンチップ5分の1枚分で奴と2人麻雀をすることになった。それはそれで一興である。
今日の最後に吉岡の箴言を書いておきたい。それに関しては、「わしの方だ」とだけコメントしておこう。
「どちらかが破滅するから面白いんだ。俺はただ、どちらが強いを知りたいんだ」
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