偏食主義者の主張
今日の夕食はカレーライスであった。カレーはわしの大好物であり、うちでは冬彦さん料理の1つになっている。
カレーといえば、正月にNHKで放送されたイチローの特番を思い出す。イチローが昼飯にかみさんの作るカレーしか食べない話が紹介されたが、それは偏食人間の特徴なのだ。
イチローは野菜が嫌いで、一緒に食事した大魔神が、「イチロー、好き嫌いが多いねぇ」と呆れていたほどである。また、高校の寮生活では、深谷主将に食べてもらっていたという。
だから、イチローが食べるカレーにニンジンと玉ねぎが入っていないことに納得した。わしもニンジンと玉ねぎは好きではないが、うちのカレーは両者がトロトロになるまで煮込まれているので問題はない。
そういや、イチローが食べるカレーに福神漬けやラッキョウも付いていなかったな。それもよくわかる。ともにうまいものでないからな。
福神漬けは大学に入ってから食べられるようになったが、ラッキョウは今でもあかん。ていうか、ラッキョウは、嫌いな物トーナメントにおける優勝候補の一角だ。
その番組を見て、イチローがあのかみさんを選んだ理由がよくわかった。毎日具抜きカレーを作ってくれるあのかみさんは、イチローにとって最高のかみさんなのだろう。
わしもイチローのかみさんのようなタイプがいい。偏食を矯正させようなんて女は論外だ。
ここで声を大にして言いたいのは、我々偏食主義者はわがままを言って嫌いな物を食べないのではなく、嫌いな物は本当に食べられないということである。
実際にわしにレタスやきゅうりを食べさせてみろ。即、テッポウウオになるぜ。
明日は違った趣向で書きたいと思う。←どうせ、‘キオスクの人’の話だろうが。
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