麻雀裏プロ
このところ、各コンビニで簡単に読める本が500円で売られている。正月にセブンイレブンで、「大人の理科力テスト」、「太平洋戦争がよくわかる本」を買ったのは、先日の日記に書いた通りである。
今日はサンクスで、「裏のハローワーク」を手にした。ヤミ金業者、臓器ブローカー、マグロ漁船乗組員、夜逃げ屋、新興宗教団体信者などについて記事が書かれていた。むろん、わしが真っ先に読んだのは麻雀裏プロの項である。
著者によれば、麻雀裏プロは5点満点でリスク4、収入3、労力4、犯罪性4ということであった。ちなみに、ヤミ金業者は労力以外はすべて5、また臓器ブローカーはオール5という採点だった。
麻雀裏プロの項では、実際の麻雀裏プロのインタビューが載っていた。
そいつの話では、技ができないと高レートじゃ話にならないという。そりゃ、そうだわな。いざとなったらイカサマで素人を殺さないと凌いでいけないだろう。
ちなみに、わしに技は無理。なにせ、不器用という点では右に出るものがいないのだから。もしわしがツバメ返しなどを高レート麻雀でやったら指が9本になるわな。
高レート麻雀はデカピン(1000点1000円)以上をいう。現在、高レート麻雀はおもにマンションで行われているらしい。本の記事は、五反田のマンション麻雀のレポートである。
なお、赤坂にはデカ5ピンの店もあるとか。わしはそこに行ってもいいが、Xやアホ後輩はチビってよう行けないだろう。
その裏プロが言うには、今はバブルの時と違って、カモになる素人が少ないということである。バブル時代に、素人が高レート麻雀に手を出して消えていった例が吐いて捨てるほどあるのは「むこうぶち」に詳しい。
実際にその裏プロの牌譜が載っていたが、だいたいXと同じレベルであった。とはいえ、Xは度胸がないので、裏プロとしてはやっていけないだろう。
(ドラは。、、はツモ切り)
以上の捨て牌によるリーチを、その裏プロは待ちと一点で読んだが、果たして当たっていたのか? ソーズもピンズも現物と筋以外はきついと思うが…。
ところで、その裏プロは本当に麻雀だけで食っているのか? そして、収入はどのくらいなのか? その辺のインタビューがなかったのは残念である。
「裏のハローワーク」で興味深かったのは、マグロ漁よりもカニ漁の方がきついということであった。
稼ぎはマグロ漁よりいいが、カニの猟期は時化の時と重なり、船も小さいので、船が転覆して極寒の海に放り出される危険がカニ漁ではかなりあるという。どのみち、船酔いするわしには鬼門だが。
とにかく、「裏のハローワーク」はすこぶる面白かった。あっという間に全部読んだわ。
というわけで、昨日よりも麻雀がしたくなった。次回はデカピンでやってもいい…。
次の日へ | 前の日へ |
日記トップへ | HPトップへ |