初のフランス料理店
というわけで、馬場のフランス料理店に行ってきた。フランス料理店といってもビストロなので本格のフランス料理店ではないが、ともかくフランス料理店で食事をしたのは初めてである。
そもそも、フランス料理店はわしの柄じぇねぇ。恭しくギャルソンに、「ワインは赤になさいますか、白になさいますか?」と言われてもようわからん。
だいたい、わしはワインが飲めんのだ。今日の店でもワインを頼まなかったことは書くまでもない。
本来、フランス料理はわしの口に合わない。「やれクリームだ」、「やれバターだ」とこねくり回して、暑苦しい味になっているのでな。
その点、今日行った店の料理はストレート勝負で気持ち良かった。フランス料理も味が濃くなくちゃいけねぇ。
今日の店は、前菜とメインをそれぞれ10品目から1つ選ぶという、いわゆるプリフィクス形式だったのが幸いであった。わしにとって、洋食のコース料理は鬼門なのだ。
というのも、途中に絶対にサラダが挟まれるからである。結婚式でのコース料理で、サラダに箸をつけないでいるとボーイに、「お下げしてよろしいでしょうか?で聞かれることがしばしばであった。
だから、食えねぇんだよ。とっとと下げろ。
この記述で、減量中の力石が、「下げてくれと言っているんだ」と、白木家の給仕に凄んだ場面が頭に浮かぶのはわしだけだろうか?
今日、わしが選んだ前菜は、「エスカルゴ・マッシュルーム・ベーコンのブルゴーニュ風煮」である。本当は、「生ハム・コッパ・スペイン産チョリソー鴨のリエットの盛り合わせ」を注文するつもりだったのだが、いつの間にかメニューから消えたようだ。
エスカルゴ・マッシュルーム・ベーコンのブルゴーニュ風煮
バジル風味でわしの口に合った
噂では凄い量と聞いていたが、ごく普通の量であった。採算が合わないのと、残す客が多かったことから、量を減らしたと思われ…。
メインは、「子佯肩肉のなんたら炒めとバターライス」を頼んだ。「牛バラステーキとフライドポテト」と迷ったが、せっかくフランス料理を食べに来たのだから、メインもちったぁフランス料理っぽいものを食べたかったのである。
ただ、完食には苦労した。肉の下にクレソンが大量に隠れていたのでな。クレソンは初めて食べたが、まずかったわ。
子佯肩肉のなんたら炒めとバターライス
少し味が濃かったかも…
デザートは別腹というが、わしにとっては同じ腹であった。満腹だったので、食べるのに苦労した。これじゃあ、金竜飛に怒られるわなぁ。
店員の応対は極めて良かった。が、わしは信玄亭のオヤジや「輪島」のような奇妙奇天烈なオヤジが好きなのだ。
さて、今晩は夜中に起きられるのだろうか? もちろん、オランダ−ロシアをライブで見るためである。
行け、オランダ! 裏切り者・ヒディングに目に物を見せてやれ!
もしオランダが敗れた場合は、明日の日記は黒バックだ。
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