ぞんざいな若造

　
　今日は床屋で誰も待っていなかった。同じウィークデーでも、日によって混み具合が違うようである。昨日は引きが弱かったみたいだ。

　今日のカット担当も、床屋を恐怖政治で仕切っているおばさんであった。おばさんは、「昨日はすいませんでしたね。でも、１人出て行ったまま帰らなかったんですよ。そういう時は電話でもしてくればいいのにね。今の若い人って、みんな、そうなのかしらね？」と話しかけてきた。

　確かに、今の若い奴は社会常識がない奴が多い。わしもデタラメだが、すっぽかしだけはしたことがない。

　若い奴といえば、わしの隣でカットを受けていた若造もクズ野郎だった。整髪をしていた店員が、「最後に何かおつけしますか？」と聞いたところ、「いい」と横柄に言い放った。

　店員にぞんざいな口を聞く奴にロクな奴はいない。チラッとその若造のツラを見たら、如何にも性格が悪そうであった。

　しばらくフリー雀荘に行っていないが、フリー雀荘にも、ぞんざいな物言いしかできない若造が少なからずいる。清算の時にわしが、「お釣りありますか？」と丁寧な口を聞いているのに、「ない」と返す奴など、ぶん殴りたくなる。

　もっとも、雀荘に来るような奴に礼儀を求める方が間違っているんだがな。それより、清算の時に金を払っているわしがよえぇ。

　まじで、年内に牌を握ることはないかもしれない。田村でいいなら、21日か28日に打ってもいい…。