始祖は偉大なり
先週1週間のスポーツニュースで最大のものは、若麒麟の大麻事件だろう。今朝のサンデーモーニングでも、大々的に報じられていた。
そんななか、わしの目を引いたニュースは、グレーシー柔術の始祖・エリオ=グレーシーが亡くなったというニュースである。
エリオは‘柔道王’木村政彦と戦ったことがあるから、相当な歳だと思った。そしたら95歳での大往生だったという。
なんでもそうだが、始祖というのは偉大である。トータルフットボールの生みの親・ユヌス=ミケルスしかり、将棋で藤井システムを編み出した藤井猛九段しかりである。
エリオの生み出したグレーシー柔術のコアは、着衣無しの「なんでもあり」の試合である。ちなみに、そうした試合をポルトガル語でバーリトゥードという。
エリオと木村政彦の試合は「空手バカ一代」にも記されているが、そこではエリオは身長2m、体重200kgの大男と書かれていた。が、実際のエリオは160cm、63kgであったという。
つまり、木村七段の凄さを喧伝するために誇張して描かれたわけである。それだけでも、「空手バカ一代が全部事実から成る」というのがウソであることがわかる。
実際のところ、空手バカ一代は虚構の金太郎アメだそうである。それを知った時は、少なからずショックを受けた。
中でも、倍達がFBIを教えたという事実はないということと、倍達とタム・ライスの試合が梶原の創作と聞いた時は信じられない思いであった。なにせ、空手バカ一代の大ファンだったのでな。
このところ、グレーシー柔術の大物が来日しないのは寂しい。もし全盛期のヒクソンとヒョードルが戦ったら、どっちが勝つのだろうか? わしはヒョードルにチップ10枚だ。
というわけで、今日はツモれんかった。本来だったらXを再起不能にしていたのに残念だ。
まあいい。22日にやるからよ。
それより、明日の「近代麻雀」が待たれる。明日の号で、いよいよ青柳vs吉岡が決着する。
吉岡が負けたら勝負なしにするから、そのつもりでいろ。何か嫌な予感だ…。
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