専門誌は違うな
昼休みに紀伊國屋に行ってきた。もちろん、選抜ガイド号を読むためである。
「報知高校野球」、「輝け、甲子園の星」、ベースボールマガジン社の「センバツ2009」と3冊あったが、ベースボールマガジンのを買った。
「報知高校野球」は内容はいいが、昨年に引き続き戦力分析表が載っていなかったのがネックであった。戦力分析表がないんじゃ、雑誌として片肺飛行である。
ミーハー雑誌の「輝け、甲子園の星」は論外だ。監督が自チームを評価しても、大して参考にならん。
ベースボールマガジン版の戦力分析表では、明豊と福知山成美がAランクであった。その辺は、さすがに専門誌である。
「報知高校野球」も明豊を優勝候補の一角に挙げていたが、当然である。今宮以下、投打にセンス抜群の選手が揃っているのだから。
ベースボールマガジン版は、慶応を優勝候補の筆頭に推していた。続いて、天理、PL、清峰が有力とあった。
確かに、慶応は戦力的には申し分ない。ただ、長打力に欠ける。
そういうチームは好みではない。したがって、慶応とは心中せん。
ベースボールマガジン版に、各校の主な卒業生が載っていた。その中で圧巻だったのはPLである。
加藤英司、尾花、木戸、小早川、吉村、清原、桑田、立浪、片岡、野村、宮本慎也、今岡、松井稼頭央、サブロー、福留、今江…。綺羅星の如くとは、このことを言うのだろう。
ところで、早実の主な卒業生の欄に、小室某の名前がなかった。テリー伊藤が載っていたように、文化人も含まれているのだが…。
これは詐欺事件の影響と思われる。ちなみに、早実のHPには小室某が写真付きで紹介されている。
また、ベースボールマガジン版には、各校の春夏ごとの戦績が掲載されていた。その中で、興南高校の春が0勝2敗とあったことが目を引いた。
興南が選抜に出場したのは1981年と1983年である。1981年は、エース・竹下、3番・久場島、ショート・内間と大型選手を揃え、九州実力bPであった。1983年は、大会随一の左腕・マイク仲田と俊足揃いのシャープな打線で、「負ける要素はどこにもない」と言われた。
しかし、1981年は印旛、1983年は上宮と、いずれも初戦で実力校と当たって競り負けた。だから、興南高校の春が0勝2敗というのは、不運が重なった結果である。
どの雑誌も‘早慶戦’を前面に押し出していたが、わしは‘早慶戦’に興味はない。生きている間に早実の優勝を見たので、小粒な今年のチームに肩入れしていないことは確かである。もし明豊と早実が初戦で当たったら、明豊を応援する可能性が高い。
明日はくだらない日か。明日は土曜だし、街は賑わうことだろう。明日も一目散に帰宅したい…。
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