４日午前11時

　
　ついに、Ｘからメールが来た。４日午前11時にサンに集合だ。

　しかし、奴も執念だな。その執念を麻雀以外にも見せてみろ。

　問題はメンツである。「弘法メンツを選ばず」だが、４人目がテッポウ野郎か灘高・東大君だかで、まったく違う麻雀になるからだ。

　テッポウ野郎は無謀な攻撃型、灘高・東大君はガチガチの守備型。与し易いのは灘高・東大君だが、どちらが相手にせよ、麻雀にはなる。

　前にも書いたように、わしは絵合わせレベルの奴とは打たないと決めているのだ。

　懸念されるのは、サンに予約が取れなかったことである。麻雀人口が少なくなったとはいえ、そこは麻雀のメッカ・高田馬場。麻雀難民になる可能性は充分にある。

　悪いが、その日も９時半までにしてもらう。翌日は仕事だが、そんなのはどうでもいい。なぜそんな制約があるかは、わしが冬彦であることから想像してもらいたい。

　言っておくが、当日はまじで田村だ。もっとも、負けないから、わしが本当に田村かどうかはわからないまま終わるがな。って、つくづくワンパターンだ。

　「近代麻雀」をコンビニで立ち読みしようと思ったが、３軒入ったコンビニのどこにもなかった。売り切れは考えられないので、どのコンビニも入荷しなくなったかもしれない。

　ま、あの連載陣ではそれも仕方あるまい。かくいうわしも、「アカギ」と「東大を出たけれど」しか読まないから、立ち読みだけで済ますようになったし。

　今晩から麻雀モードに入る。手始めに役満のイメトレを行う。にしても、予定があるってのはいいものだ。