ハガい試食

　
　誘惑に勝てなかった。図らずも出前を取ってしまったのである。

　で、起きてから近くのコンビニに日刊スポーツを買いに行った。日刊スポーツの一面は、大矢監督の解任であった。采配に疑問もあったが、あの戦力では仕方がない。

　元阪急の上田監督や元西武の森監督が名監督と言われているが、メンバーに恵まれたから勝てたことは確かである。

　福本、山田、加藤、マルカーノ、山口、島谷、そして、清原、秋山、デストラーデ、辻、両渡辺、潮崎、工藤。このメンバーなら、わしが監督でも優勝できる。

　今日は、関東大会の準決勝が行われた。それまで打棒が炸裂していた帝京だったが、浦和学院の投手陣に１点に抑えられて負けた。

　とはいえ、今年の帝京は打線に破壊力がある。ただ、エースが不在なようである。夏の予選は継投策でしのぐことになろう。対戦校は前田某の攪乱戦法に惑わされないことである。

　昼から郵便局に行ってきた。といっても、母親が年金を下ろすのに、用心棒怪獣ブラックキングになっただけであるが。

　その帰り、とんかつのさぼてんに寄った。今日はメンチカツかつ弁当にしようと思ったのだが…。

　店のおばさんに新商品の試食を勧められた。とんかつ類で食べられないものはないはず。ところが、アスパラとチーズのロース巻きかつという、とんでもないものを食べさせられた。

　だから、わしはアスパラガスは嫌いなんだよ。そんなもんを食わせるな。

　まじで吐きそうになった。デタラメに出前を取ったんで、バチが当たったのか？　それにしても、アスパラガスが食べられる奴の気がしれん。

　出前だったので、今週も生放送で高校講座日本史の桐島さんを見られた。初回に見た頃よりもきれいになったように思えた。ＮＨＫのビジュアル路線は歓迎すべきことである。

　さすがに、明日は出前というわけにはいかない。明日に備えて不埒なことをせずに早く寝るとするか。