利根川が女だと?

 
 いつもながら、帰りの西武線は空いている。おかげで、ゆっくりワンセグで相撲を見られる。

 朝青龍−魁皇は、やる前から結果が見えていた。解説の舞の海が千代大海のことを
「晩節を汚している」と言っていたが、それは魁皇も同じである。

 いい加減、2人とも見苦しい。
だけど、舞の海ごときにそんなことを言われたくないだろうな。

 琴欧洲と時天空の仕切りの間に中吊りを見たら、映画
「カイジ」を宣伝していた。そして、天海なんたらという元宝塚の女優が大きく映っていた。

 ということは、本当に天海なんたらが利根川を演じるわけか。天海なんたらが利根川だということは小耳に挟んでいたが、半信半疑であった。なんといっても、利根川は
「カイジ」で最高の敵キャラであるからな。

 もちろん、原作では利根川は男である。それも、50がらみの凄みのある大悪党である。

 
 
ヤクザの親分も真っ青の悪党。それが利根川だ。

 
それを女に変えるたぁ。いくらオリジナリティを出したいからといって、利根川を女にしたら台無しよ。

 わしが原作者の福本伸行だったら、利根川を女にした時点で映画化にOKを出さない。
 
 それにしても、利根川は声優や俳優に恵まれないな。アニメ
「カイジ」ではシネマ俳優の白竜が利根川の声を担当したが、評判が良くなかった。その理由は、セリフの棒読みで、利根川の凄みを出せなかったからである。

 ともかく、映画
「カイジ」を見に行かないことは確かである。そして、利根川を女にしたことでファンから大ブーイングを浴びることを予告しておきたい。

 今日はもうヘロヘロだ。横綱戦を家で見たいがために、全力で仕事をしたのが祟ったようだ。

 今日は11時前に意識を失うだろう…。



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