無念の休み
今日は30分ほど早く家を出た。そして、都営地下鉄大江戸線を使った。 大江戸線は全線が地下を走っているので、地下に水が流れ込まない限り、台風の日は最強の電車なのだ。
にしても、大江戸線って名称、本当にセンスがねぇな。石原が決めたそうだが、石原がやめたら名称を変えたらどうか?
リオが先の石原のアホ発言に噛み付いたそうだ。そりゃ、誰だって怒るわな。
それを受けてIOCの猪谷という奴がリオに謝罪したそうだが、石原本人に謝らせるべきである。リオもそれまで矛を収めてはダメだ。
閑話休題。中井での西武線から大江戸線への乗り換えはハガい。いったん外に出なければならないし、地下40mまで降らねばならない。
西武線の中井駅を出るとすぐに妙正寺川というザコ川の橋を渡る。いつもはあまり水が流れていないくせに、今日は大水だった。昨晩は相当雨が降ったと思われる。
結局、いつもより20分ほど早く職場に着いた。すると、わしが一番乗りだった。
まず、上司の机の上を見た。そしたら、とっつぁんの出前予約の書き置きがあった。
台風だから出前を予約したのだろう。書き置き1つで休めるのだから、いい職場だ。
間もなく大納言らが出勤してきた。誰もが早く家を出たという。それが正解である。首都圏のJRは軒並み動かなくなったのだから。
1人、9時過ぎに来た。埼京線が死んだので高崎線で上野まで行って、地下鉄を乗り継いだできたという。
地下鉄はどの線も身動きできないほど混んでいたそうだ。そんな中でクソに行きたくなったら、どうすればいいのだろうか?
横浜から来る号泣組翁は、9時を回っても現れなかった。執念で出勤しようとしていることは容易に想像できた。すると、9時過ぎに翁から電話がかかってきた。
「今、川崎駅にいて身動きが取れない。でも、今日は仕事がたくさんあるので出勤する」だと?
そんなもん、休めばいいじゃないか。腐るほど有給を持っているんだろ。しかし、職場をこよなく愛し、有給を取ることを恥と思っている翁にそういう回路はない。
したがって、翁には前進あるのみ。ったく、ガダルカナルの戦いじゃねぇぞ。
それから2時間が経った。が、翁は一向に姿を見せない。すると、また翁から電話が入った。
「東京へ向かう全ての電車が止まっている。なんとか出勤したいが、出勤時間の目処が立たない」と言ってきたので、上司が今日はもう帰るように諭した。
渋々それに従った翁であるが、上司がそう言わなければ、電車の復旧が夕方になっても出勤してきたに違いない。まさに、翁にとっては無念の休みとなった。
わしだったら、川崎で足止めを食らったら、そのまま堀之内に行く。とはいえ、キムラ嬢も今日の交通状況ではそんなに多く出勤してきてないだろうけど。
今日は帰りに中野にある床屋に寄る予定であった。が、こういう日は大人しく帰るに限る。その辺の判断力は諸葛孔明も真っ青である。
今日は台風で疲れたし、早く寝るか。って、いつもそんなことばかり言って気がする…。
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