乾坤一擲の四暗刻
強豪激突。タイトルホルダー同士の渡辺竜王と久保棋王の1戦は、3回戦最高の好カードであった。しかし、結果は渡辺竜王の圧勝であった。
勝負とは案外そういうもの。野球でも接戦が予想された試合が大差になることがよくある。
あらためて書くまでもないが、わしは将棋はシャワシャワである。なのにNHK杯が好きなのは、トーナメント表に惹かれているからである。あの表を見るとスポーツ好きの血が騒ぐ。
今日のアタック25は女子大生大会であった。すれた感じの女子アナとは違って、みんな感じが良かった。
中でも白の子がかわいかった。男はかわいい子のカマトトぶりに弱いのである。
アタック25を見終わった後、録画してあった麻雀番組を再生した。明日に放送があるので、前回放送の対局をチェックしておきたかったのである。
今回のモンド杯は山井弘プロを応援している。ラフな格好の奴が多いなか、毎回きちんとネクタイを締めて対局に臨む姿は好感が持てる。また、腐った配牌とツモにもめげず、一生懸命打つ姿勢も素晴らしい。
山井弘五段
しかし、山井プロは予選を通じて不調であった。予選6戦の今回は2着以上でないと最終戦が相当苦しくなる。
今回も山井プロは、東1局から不運に見舞われた。展開にも恵まれず、オーラス4本場を11200点で迎えた。そこで、‘麻雀バカ一代’こと斉藤勝久プロとのリーチ合戦に敗れ、親満を打ち込んだ。
この放縦で箱下になった山井プロ。もはや絶望の2文字であった。そして、次の局は以下の配牌だった。
ドラ
これがドクターならやる気をなくす。わしだったら牌をグチャグチャにする。
しかし、山井プロがあくまで冷静であった。斉藤プロの鳴きでツモが縦に伸び、11巡目にクソ配牌が四暗刻イーシャンテンとなった。そして次巡、をツモって聴牌。当然、リーチだ。
そして2巡後、をツモった。果たして、47800点の斉藤プロをまくれたのか? この程度の計算なら、竹井であれば一瞬で出来るだろう。
山井プロ:−2000→31500
斉藤プロ:47800→31300
まさに乾坤一擲の四暗刻。麻雀漫画でも描けないオーラスであった。
なお、裏ドラはであった。ということは、Xクソ麻雀ならチップ13枚オールか。
まくられた斉藤プロはハガ過ぎた。感想戦中も斉藤プロは吐きまくっていて、何を聞かれても上の空だった。それでも、不機嫌攻撃をする金子プロよりはいい。
麻雀漫画といえば、明日の「アカギ」が楽しみである。血液1800ccを抜かれた赤木が絶命せずに済むのだろうか? 福本よ、ふざけた展開だったら許さんぞ。
今日はデパ地下で買ってきたビーフストロガノフを食べて納得したし、早く寝るか。どうせ午前0時まで持つまいが…。
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