反則は封印する

 
 隣の席に来た女性と初対面を果たした。なかなか印象は良かった。向こうから、「キムラさん、よろしくお願いします」と、わしの名前を言って挨拶してきたしね。

 容姿? それはここでは申し上げない。

 ただし、駅前の100円ショップのバケモノということは断じてない。
そうだったら、出勤拒否症になってしまうわ。

 向こうは、わしをどう思っただろうか? インパクトが強かったことは間違いなかろう。

 今日は、虎のネクタイはして行かなかった。
初対面なのでイーグルネクタイに抑えたのである。

 当面の間、イエス・キリストのネクタイも見せない。切り札は大切にしないといかん。

 初日なので、あまり話さなかった。向こうからも話し掛けてこなかった。もしかしたら、昨日やおとといに、とっつぁんがわしに関してあることないこと吹聴したかもしれんな。

 
まあいい。どう思われようと知ったこっちゃねぇ。

 それはそうと、大酒飲みのおっさんも出前を取るなよ。デタラメな職場と思われるじゃないか。
ま、いずれ、ここがクソぬるい職場だとわかろうて。

 さて、いつから反則攻撃をしようかな。しばらくは、虎の穴のボス同様、反則攻撃は封印する。

 言っとくが、わしの反則はただの反則じゃないぜ。野獣の残虐さと悪魔の計算で作り上げたウルトラ反則だ。
それを知った時は一巻の終わりということだ。

 なんだかんだ言って、疲れた。気がつかないうちに、相当気を使っていたようである。

 もう寝るしかない。しかし、最後に三言言いたい。

 @老醜・魁皇の4連続はたき込みに吐いた。

 A細川のリードが素晴らしかった。

 B中畑もミスターの名前を出せばいいってもんじゃねぇぞ。



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