美しく勝利せよ
市中引き回しも無事に済み、平穏な日々が返ってきた。
こうしてみると、小さな幸せが如何に大事かということがよくわかる。ワールドカップで一喜一憂できるなんて幸せそのものだ。
今回ほど美しいサッカーがテーマになった大会も記憶にない。オランダ、スペインと、美しいサッカーを標榜するチームが決勝戦に残ったから、よけい話題になったわけだ。
「美しく勝利せよ」 これは、かのスーパースター・ヨハン=クライフが言った台詞だ。クライフが率いた74年のオランダのサッカーは、それはそれは美しかった。
右ウイングのレップがドリブルしている外側を右サイドバックのシュルビアが猛烈なスピードで上がり、シュルビアにパスが出る。シュルビアがセンターリング。中盤の底から走り込んだニースケンスがダイビングヘッド。
こんなシーンを何回もフィルムで見た。そりゃあ、誰だってトータル・フットボールに惚れるよ。
麻雀にも、「美しく勝利せよ」というのはある。「見ればチー、出ればポン」などと鳴き散らかす麻雀は、醜いの一言だ。また、モロ引っ掛けも美しくない。
わしがそうした麻雀をやらなかったことは書くまでもない。「やらなかった」と過去形で書いていることが奥ゆかしいだろう。
美しい手とは、以下のような手を言う。
今から15年ほど前、わしは以下の手を親で張っていた。
ドラ
そこに不遜にもタキザワがリーチ。わしは即、追い掛けた。そして、タキザワがを1発でスーパーキャッチ。
わし:高めだな。親の3倍満。飛びで終了か。 ※裏ドラ
タキザワ:なんでやぁぁぁ。
その点、Xが証券マンから国士を和了った手は美しくない。リーチ・1発・国士・裏1、チップ14枚とはな。同じ役満なら、わしの字一色の方が遥かに美しい。
今日も相撲はダイジェスト中継で見たが、ダイジェストはあっけないな。仕切りのあの独特の間がいいのによ。
当然のことながら、早実が都立をコールドで葬った。が、9−0では不満足。2回戦なんだから、10点以上取らないとあかん。
明日、あさっては、日曜と月曜に出た分の振り替え休みだ。両日とも死んだように過ごしたい。
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