麻雀金狼伝
今日は気分を変えて、橋の向こうのセブンイレブンにゲンダイを買いに行った。
橋たって、せこい小さな橋である。それでも綺麗に整備された。生きてこの橋を渡れるのも、あと何年か?
同じセブンイレブンでも、店によって置いてある雑誌や本が異なる。今日行った店に、「麻雀金狼伝」があった。
原作・荒正義、作画・押川雲太朗だったので、買う気満々で立ち読みしてみた。そしたら、なんのことはない。荒プロの自伝であった。
それでも、やることが何にもナイマンだったので買って帰った。そして、2時間ほどで読み終えた。
言っとくが、荒は表紙の奴みたいなイケメンではないぜ。それは今の荒の写真を見れば一目瞭然だ。
だいたい、荒にはカツラ疑惑がある。姉歯のカツラを見破れなかったわしだが、荒は一発でカツラだとわかった。
「麻雀金狼伝」の話はそれなりに面白かった。荒がバブル時代に9億円稼いだというのも、あながちウソではないとわかった。
レートと腕は比例しないからな。荒の腕をもってすれば、レートに負けさえしなければ、1000点20万の麻雀で大儲けしたに違いない。
漫画では荒はスマートな麻雀を打っている。が、本当の荒は激辛流の麻雀で知られる。実際、スカパーのテレビマッチで、若い女子プロ3人を相手に以下のようなことをした。
南3局、荒は微差のトップだった。タンヤオ・ドラ3をテンパっていた荒だが、そこに立て続けに2人からリーチがかかった。
荒の手…
そこに、リーチをかけていた上家からが出た。荒はで食い、リーチに通っていないを捨て、単騎に待ちを変えた。つまり、リーチをかけていない残り1人を狙い打ったのである。
それを見た解説の馬場プロは、「女の子相手に…」と絶句していた。ただし、その狡すからい仕掛けはリーチ者の1人がツモ和了って不発に終わった。
また荒は、対局中、ついていない奴には煙草の火を貸さないという。それは、ツキのなさが自分にも伝わるかららしい。さもしい奴だ。
相撲が終わって寂しくなった。これで今年のスポーツもサッカーの天皇杯くらいしか楽しみがなくなった。
有馬記念? あいにく競馬をやるような甘い博徒ではないんでね。
明日は出勤だ。明日もいいことがありそうもない…。
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