職場の帰宅難民

 
 まず最初に、東日本大震災に遭われた方にお見舞い申し上げます。

 今朝はかなり早めに家を出た。それが正解であった。途中から乗った大江戸線が遅れていたのである。

 職場に着いたら、職場に泊まり込んだ奴らが数人いた。号泣組翁もそのうちの1人であったが、翁は元気いっぱいであった。
雨だと出前を取るおっさんが徹マン明け状態だったのとはエラい違いだ。

 翁は今日は公休日なのに頑として家に帰らず、無償奉仕の形で仕事をし出した。その仕事愛は恐れ入る。

 だが、2時過ぎまでいた翁を見かねたわしは、翁に帰宅するように促した。
さすがに帰った翁であったが、後ろ髪を引かれる思いがありありであった。

 とっつぁんは、まだ電車が全面ストップしている昨晩の10時に職場を出たそうだ。とっつぁんが住んでいるのはミドル埼玉。帰宅難民になったに違いあるまい。

 テレビで‘県境を越える人間は無理に帰宅するな’と何度も言っているのにバカな奴だ。
そういうところに、人の言うことに耳を貸さないとっつぁんの性格が出ている。

 翁によると、とっつぁんは職場を出るまで妙に冷静だったという。そんなもん、冷静な振りをしていただけよ。かっこつけやがって。

 上司は、職場近くに住んでいる友人の家に泊めてもらったくせぇ。その友人は男だろうな? 女だったら許さん。

 大納言は朝の5時過ぎに帰ったそうである。その時間はまだ山手線などが動いていなかったはず。大納言も帰宅難民になったか?

 しゃれこうべが夜の8時に帰っただと? しゃれこうべの借家は国分寺だったか。もちろん、中央線は動いていなかった。

 それって、最も中途半端な時間に帰ったんじゃないか? 
麻雀でも、行くか降りるか、中途半端なのが最も良くない。

 しゃれこうべのシャワシャワな判断力は、仕事にも反映されている。直属の上司の大納言が嘆くのも無理はない。

 隣の席の女性は、9時過ぎにやってきた。隣の席の女性は、昨日の地震発生時は家に1人でいたとか。1人でいたら、とんでもなく怖かったろうな。

 隣の席の女性は、’家の壁にひびが入った’と言っていた。隣の席の女性の家は江東区にある。江東区は地盤が弱いから建物に被害が出たと思われる。

 昨日は、いろんな場所が帰宅難民のために開放された。わしが帰宅難民であっても、築地本願寺には泊まらん。墓が横にあるところでは、よう眠れん。

 
待機場でおにぎりが出たそうだが、中身が梅干しだったら食えねぇ。わしみたいな奴は、東京直下の地震が起こったら死ぬな。

 昨日、わしが帰宅難民になっていたら、フリー雀荘で夜を明かすところであった。5万もあればパンクしないだろ。

 こういう時にわしの携帯メールを着信拒否にしたままの奴が約1名いる。即刻、解除することを命じる。

 今日、明日は、競馬もなしか。2日の負け分、助かったな。

 今回で地震大国の怖さをまざまざと知った。明日は耐震補強に関して再考したい。


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