大会12日目

 
 今大会はわけのわからないまま終わってしまった。こんな気持ちで見た大会も記憶にない。

 そんななか、東海大相模の優勝は文句なしである。大会新記憶の安打数は、相手にかわい子ちゃんチームが1つもなしで作ったのだから価値が高い。

 今日は九州国際大付が勝てる試合ではなかった。中盤にあっという間に点差を広げられ、打線も先発左腕に翻弄された。最後によく1点取ったものである。

 試合後、若生監督が車椅子に座ってインタビューを受けていたと聞いて驚いた。これから監督を続けられるのか? 太り過ぎが原因だったらともかく、病気だったら、もう指揮を執るのは無理だろう。

 今大会は接戦が少なかった。延長戦もなかった。そして、昨夏の仙台育英−開星のような神試合もなかった。それも、今一つ盛り上がりに欠けた要因かもしれない。

 だけど、盛り上がれって方が無理だ。大会が開催できたことだけで有難いと思わないといかん。

 今大会はガッツポーズがほとんどなかったのは良かった。もっとも、ガッツポーズができる雰囲気ではなかったがな。それでも、安西や金村はガッツポーズをしただろうか? 

 ブラスバンドの応援がないのは始めは違和感があったが、メジャーの試合のようでいいと思った。夏の大会もブラバンの応援が規制されるかもしれんな。

 NHKの中継にアヤをつけるとすれば、アナがあまりうまくなかったことである。やはり森中、秋山、石川アナらを投入しないといかん。

 それと、インタビューが下手なアナが多かった。唐突にインタビューを打ち切るアナが目立った。いきなり
「ありがとうございました」と言って終わらせるのではなく、「次の試合も期待しています。ありがとうございました」で締めるべきである。

 インタビューといえば、ゲンダイの監督らへのインタビューがエグかった。九州国際大付の若生監督に、
「いくらもらって監督を引き受けたのですか?」や、九州学院の酒井監督に、「息子さんをレギュラーで使っているのはエコヒイキではないですか?」と質問したのには、‘よくそんなことを聞けるな’と思ったよ。

 さらに、強烈だったのは、高野連の幹部へのインタビューである。
「光星学院は青森代表ですが、レギュラーに東北出身の選手は1人もいません。それでも、被災地を勇気づけられると思いますか?」 

 それも同じことを何度も聞いていた。そのしつこさには、さすがに気分が悪くなったわ。

 監督も、ゲンダイにインタビューを申し込まれたら嫌なんだろうな。かつて前田某がインタビューを拒否した。また、馬淵のおっさんはインタビュー中にキレた。

 大会も終わったことだし、大会のベストナインを選んでみた。わしは、ベストナインを選ぶのが好きなんだよ。

 ・大会ベストナイン

  投・近藤(東海大相模)
  捕・佐藤(東海大相模)
  一・花田(九州国際大付)
  二・田中(東海大相模)
  三・浜田(鹿児島実)
  遊・石井(履正社)
  外・畔上(日大三)
    臼田(東海大相模)
    渡辺(東海大相模)


 ・前田流勝てるチーム

  投・吉永(日大三)
  捕・道端(智弁和歌山)
  一・揚村(鹿児島実)
  二・田中(東海大相模)
  三・横尾(日大三)
  遊・石井(履正社)
  外・畔上(日大三)
    海部(履正社)
    高山(日大三)


 明日からまた現実に戻る。ただし、明日は流山に行く。何をしに行くかは、ここでは申し上げない。

 無事に流山から帰ってきたいものである…。


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