大会11日目

 
 気分は黒バックである。日大三がこんな負け方をするたぁ。録画した試合を再生しながら吐きまくった。

 日大三で勝負していた奴らは、そんなものではなかったろう。本当にお疲れさんであった。

 準々決勝の試合ぶりからして、日大三が九州国際大付に負けるとは思えなかった。高校野球では前の試合が大して参考にならないことを、いい加減、わしも学習せぇよ。

 それにしても、‘相手に打線以上の脅威を与える’と言われた吉永があんなに打たれるとは思わなかった。今日は球威がなかったんだろうな。

 準々決勝で吉永が次の試合に備えて早めに降板を訴えていたと聞いて嫌な予感がした。そういうことをして、次の試合で打ち込まれるのを何度も見てきただけに。

 打線は集中打が出なかった。序盤のチャンスに1、2点返していればと悔やまれる。

 夏に一段と逞しくなった日大三を見たい。早実? だから言ったろ。今年は日大三に惚れていると。

 今日は隣の席の女性も出勤であった。で、4時過ぎにおもむろに、
「東海大相模、強いですね」と話し掛けられた。

 
〜。

 
隣の席の女性にも結果を言わないように釘を刺しておくんだった。こんな日に出勤したわしがバカだったわい。ともかく、日大三の結果を言われなくて良かったぜ。


 履正社に賭けていた奴らもお疲れ様であった。今大会、もし恋人選びをしていたら、日大三か履正社にしていたところであった。結局、今日で失恋したわけか。

 やはり飯塚は、今日は先発できる状態ではなかったようだ。大会前に背中を痛めたのが痛かった。

 しかし、東海大相模がこんな強いとは…。御見それしたよ。関西、大垣日大、鹿児島実、履正社と、有力校と言われた高校を4連破したのだから文句のつけようがない。

 明日の決勝戦は、九州国際大付を応援する。ここまできたら、かつて東北高校で指揮を執っていた若生監督に勝たせたい。ただ、チームの勢いは東海大相模にある。

 ここで相撲の話をさせろ。九重の、
「ああいう力士を自分の部屋から出したんだから、降格を甘んじて受けます」には、二の句が継げなかった。

 どの口がそんなことを言うか。盗人猛々しいとはこのことだ。

 日刊スポーツは、今回の決定を理事長の英断と称賛していた。何を言ってやがる。処分あるなしの線引きが一方的過ぎるじゃないか。

 わしが引退勧告された力士で、本当に八百長をやっていたなら、あらいざらいブチまける。もし八百長をしていないのに引退勧告を受けたら、徹底的に協会と戦う。

 どのみち、今回の処分で協会が返り血を浴びることは必至である。ま、自業自得よ。

 泣いても笑っても、明日で今大会も終わり。今大会の意義というものを後でじっくり考えたい。


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