トリプル世界戦
今、体が熱を発している。日本人がらみの世界タイトルマッチはそうでなくても体が熱くなるのに、今日はトリプルマッチ。しかも、全員が名のあるチャンピンだったからな。
それにしても、トリプル世界タイトルマッチとは豪勢だ。逆に言えば、長谷川や西岡といえども、1人では客を呼べないということか。
長谷川の試合以外はライブでないというのは不満であった。ライブでないからCMがクソ長かった。1分間しかCMが流れないというのがボクシング中継の醍醐味なのによ。
結果は2勝1敗か。やはり3連勝が見たかった。最後に長谷川がKOされたというのはショックであった。
しかし、3連敗でなくて良かったぜ。3連敗ではシャレにならないなんてものではなかった。
西岡はパンチ力があるな。ちょっと嫌な相手だったし、よくKOできたものだ。
8ラウンドまでの採点で4点ほどリードしていたのが心理的に大きかった。負けていたら、どうしてもパンチが大振りになってしまう。
粟生が刺身のツマ扱いされたのが気の毒であった。入場シーンも、国歌も、選手紹介も、何にもナイマンたぁ。
相手のメキシカンが減量に失敗したのは間違いなかった。ボディ一発で倒れたのだから。
だいたい前日の計量から9kgも増やしたというのが異常だ。それじゃ、ボディが弱点になるよ。
いったい何を食べたら1日で9kgも増量するんだ? 大食い大会じゃねぇぞ。
長谷川は体格負けという感じであった。陣営も言っていたように、フェザーで戦うには体が小さく感じた。減量の問題もあろうが、次の試合はスーパーバンタム級で戦うべきではないか?
それと、パンチ力がある相手とは真っ向から打ち合わない方がいいと思われる。元来はスピードで勝負するタイプなのだから。
いかん、まだ熱が下がらねぇ。寝るまでに、35.3℃の平熱に落としたい…。
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