PL、最強選手列伝

 
 昨日の日記に書いた、「明日はやることがある」と何か? それは、「PL学園、最強選手列伝」(宝島社)を読むことである。

 昨日、紀伊国屋で
「PL学園、最強選手列伝」を見た時は、まじで涎が出た。高校野球ファンなら、その気持ちがわかろう。

 前田健太、宮本慎也、松井稼頭央、中村監督のインタビュー、今岡と今井、立浪と片岡の対談、PLが甲子園で活躍した大会のプレーバック、PL学園名勝負ベスト10、歴代PLベストナイン、PL出身のプロ野球選手全リスト。

 
フランス料理でいえば、メインディッシュの金太郎アメ。アントレやデザートがねぇ。

 これだけ中身が濃いと読了するのに時間がかかる。しかも味わいながら読んだので、今日は冬彦タイムと野球観戦以外は読書に専念した。

 たまにはこういう日があってもいいだろ。文句は言わせねぇ。

 PLのOBが異口同音に言うのは、寮生活が地獄だったということである。しかし、それで精神面が鍛えられたくせぇ。

 だから、PLの選手は甲子園で萎縮しないわけか。PLの選手が土壇場に強い理由もよくわかったぜ。

 PLのOBは、みんなPL愛に満ちている。
「桑田さんがおられた」などと、先輩に対して尊敬語を使っているのも印象的であった。PLのOBのように、わしの後輩どもも、わしに対して尊敬語を使うべし。

 
「PL学園、最強選手列伝」は全体に素晴らしい内容であるが、惜しいのは、KKが1年生だった83年以降に対象が限られていることである。小早川、木戸、西田の法政トリオ、吉村、西川、榎田、佐藤の選抜連覇のメンバーの話を聞きたかったというのは贅沢か? 

 ここで大サービスだ。宝島社選出の歴代PLベストナインを書いてやる。

 
1.(三)松井稼頭央
 2.(中)内匠
 3.(遊)立浪
 4.(一)清原
 5.(投)桑田
 6.(右)福留 
 7.(二)今岡 
 8.(捕)田中雅彦 
 9.(左)田中一徳 


 桑田、清原、立浪 それと田中一徳に異論はない。福留を外野にコンバートしたのも納得だ。

 ただ、サードの松井稼頭央とセカンドの今岡はどうか? プロでの実績を加味してはいけない。

 高校時代に限ったら、サードは深瀬、セカンドは松山だろう。コンバートが許されるならサードは片岡でもいい。

 さしものPLも、これぞベストナインと言える捕手がいない。全時代を通してなら木戸で文句なしなのだが。

 PL学園名勝負ベスト10に、95年夏の北海道工戦と06年選抜の真岡工戦が選ばれていたのには吐いた。その2つが84年夏の取手二戦より名勝負ということはあり得ない。

 ともかく、
「PL学園、最強選手列伝」が高校野球ファンの必読書であることは間違いない。競馬で連戦連敗の奴も読め。

 ここでまた高校野球の話だ。今日の朝日新聞に、夏の大会の予選展望が載っていた。

 今日は東日本編であった。東日本の注目は、福島、千葉、東西の東京、神奈川、岐阜である。

 福島はなんといっても歳内の聖光学院だ。県内では一頭地を抜いた実力とはいえ、震災の影響がどう出るか。

 千葉は習志野の本命だろう。今年は甲子園でも上位が狙えそうだ。

 東東京では、帝京が潜在能力ではbPである。だが、新チームになってから結果を残せていない。前田某がそれをどう打開するだろうか? 

 早実が優勝候補の一角だと? それはねぇ。
逆立ちしても日大三に勝てんよ。

 神奈川は、東海大相模、横浜、慶応、桐蔭学園、桐光学園が5強か。東海大相模の春夏連覇は難しそうだ。

 岐阜は大垣日大に期待がかかる。葛西が万全なら甲子園でも優勝候補になろう。

 今日はあっという間に終わってしまった。明日はそういうことのないようにしたい…。



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