焼き鳥屋で十分だ


  飲み会ではザ・ライオンマンになった。わしが最強だったのである。

 ただし、ネクタイはタイガーネクタイであった。不覚にも、ライオンネクタイは買っていなかった。

 今日の飲み会は、ほとんど男子校飲み会と化した。なので、場所はションベン横町にある焼き鳥屋だった。

 男子校飲み会には焼き鳥屋で充分だ。
こじゃれた店など、クソ食らえだ。

 その焼き鳥屋は、‘かめや’のそばに位置している。だからといって、締めでうどんを食うわしではない。

 
だらしなく胃袋を広げないよう、金竜飛に言われているのでな。なのに、太ったと言われたのは、どういうわけだ?

 焼き鳥で、麻雀の焼き鳥を想起しているようではいかん。長年の雀ゴロ生活で頭の中が汚れたようだ。

 早実初等部が寄付金として未だに300万を払わせているという話に吐いた。が、1000点320万のレートでは、ピンフのみより安い。

 それより、国立小学校で抽選による選抜をやっているのに呆れた。子供の引きを計っているのか? 
雀ゴロを養成するわけじゃあるめぇし、意味がわからん。

 しかし、酒がダメというのは、勘定する段において間尺に合わない。それでも酔っぱらうよりはましだ。

 わしは酔って帰ったことは、だたの1度もない。酩酊して暴力事件や淫行事件を起こさないのは、自らを助けるだ。

 今日も二次会には行かなかった。明日は仕事だし、わしには門限がある。

 たとえ二次会が麻雀であっても同じだ。
わしと打ちたければ、わしと打つのにふさわしいメンツになれ。

 明日も仕事か。明日も殉死することはないだろう。



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