気象予報士を恨め

 
  杖を持っての雨の日の出勤は大変である。そこで一計を案じた。折り畳み傘をさして、駅で畳んで、あらかじめカバンの中に入れいるビニール袋に折り畳み傘にしまうという方策である。

 これなら、天気が悪くない日と同様に杖を電車の中で使える。さすが、字一色を和了ったわしならではの妙案だ。

 しかし、雨とは、スカリツリーの展望台からの景色を楽しみにしていた奴にはお気の毒様だな。何日も前から並んでいた奴は、気象予報士を恨め。

 わしがスカリツリーに興味がないことは書くまでもない。ミーハーでない以前に、高所恐怖症のわしにとって、スカリツリーの展望台は鬼門だ。

 隣の席の女性は、「昨日が今日のような雨でなくて良かった」と言っていた。昨日、出勤前に金環日食を観察したそうである。

 わしが天気を最も気にするのは、春の選抜大会と夏の甲子園大会の時だけである。もちろん、大阪の天気だ。

 今日、号泣組翁が2週間前の日曜出勤の振り替え休日で休んだ。それで、とっつぁんが昨日、翁に、「明日は休みのか?」と聞いたそうだ。

 それに対して、明確な返答はなかったという。そんなに自分の休みが他人に知られるのが嫌なのか? 

 入院で残り有給の数が少なくなったわしは、今年は翁に弟子入りしないとならん。さすがに、年に1日しか有給を取らない翁の真似はできないが。

 まあ、8月の甲子園大会時に破門されるな。いや6月に出前を取ろう。

 今週も始まったばかり。同じ週の金太郎アメみたいだ…。


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