悪 童

 
  本当にドイツはイタリアに相性が悪いな。今大会まで公式戦で1つも勝ちがなく、3敗を喫していた。

 今大会はチーム力ではドイツなのに、イタリアが先取点を入れたことで、イタリアペースで試合が進んだ。そして、終わってみれば完敗。

 ドイツは、なぜミューラーを先発させなかったのか? ミューラーは攻撃の起点になるだけに、ベンチの采配ミスと言える。

 結局、ドイツは悪童と呼ばれる土人1人にやられた結果になった。そのバロッテリにしても、ルーニーにしても、悪童は勝負強い。

 こういう大きな大会で強豪相手に点を取るのは、真に実力があるということ。同じく悪童だったロマーリオ、カントナ、ストイチコフもそうだった。

 つまり、悪童は肝が据わっているということだ。アカギもそうだ。でなければ、血液を賭けた麻雀など打てんて。

 まあ、アカギの場合は、悪童とより悪漢だが。どちらにせよ、勝てば官軍よ。

 しかし、ドイツで賭けていた奴らはハガい。今大会のチームは、歴代のチームの中でも屈指の実力をもっていると言われていたからな。

 どうでもいいことだが、オランダのファン・マルヴァイク監督のクビが飛んだくせぇ。辞任というのは、体のいい表現よ。

 ま、当然だな。守備陣が脆弱だったとはいえ、予選リーグで3連敗では話にならん。

 何より、プレミヤリーグ得点王のファン・ペルシー、ブンデスリーガ得点王のフンテラール、さらに快足・ロッベンを擁して、3試合で2得点というのが致命的だ。

 とっつぁんに「ヘパリンZ」をやろうと思ったら、家に軟膏があったので、それが効かなかったからでいいとのことになった。わしは、整形外科の名医が推奨する「ヘパリンZ」の方が効果があると思うのだが…。

 とっつぁんに、「軟膏をかみさんに塗ってもらったら?」とからかったら、「冗談じゃないよ。それで、どれほどの見返りを要求されることか」と返ってきた。

 確かに、それだけで歌舞伎や文楽に拉致されたらハガいわな。だいぶ前に書いたように、とっつぁんのかみさんは歌舞伎や文楽の大ファンで、とっつぁんは、今まで何度も無理矢理付き合わされてきた。

 歌舞伎や文楽に興味のない奴に、それらの観賞が地獄なのはわかる。歌舞伎は役者が何を言っているか全くわからないし、文楽はクソうるさいからな。

 明日の土曜は、電車のラッシュがないことだけが救いだ。明るい土曜になる日は、いつになるだろうか?


次の日へ 前の日へ
日記トップへ HPトップへ
悪童