3強軸に展開か

 
 昼過ぎ、弟に朝日新聞を持ってきてもらった。もちろん、他にも用件があった。朝日新聞を届けるためだけに来るほど、弟は甘くない。

 こうしてみると、FAXがないのがハガいな。FAXを買ってもトマソンになる可能性が高いが。

 トマソンって、何かだと? 無用の長物のことだよ。

 トマソンは1981年に読売にいた助っ人で、デカいのに三振ばかりしていた。それで、無用の長物のことをトマソンと言うようになったのである。

 トマソンが三振するたびに、解説の広岡達郎氏が、「タハハ」と嘲笑していたのが忘れられない。というか、あれほど選手を小馬鹿にしていた解説者は絶無である。

 朝日の記者座談会の見出しは、「3強軸に展開か」であった。3強は、大阪桐蔭、光星学院、愛工大名電だ。

 これは、週刊朝日と同じ見立てであった。3強の中でも、大阪桐蔭が抜けているというのも、同じで見解である。やはり今大会の構図は、大阪桐蔭vs他の高校というわけだ。

 記者座談会では、4位・神村学園、5位・浦和学院、6位・桐光学園、7位・聖光学院、8位・明徳義塾というニュアンスであった。

 わしの予想とだいたい同じだな。腐っても記者座談会というところか。

 ただ、やや大きい見出しで、「佐賀北『がばい』再現か」に吐いた。

 だから、あんなことは100年に1度あるかないかって、何度も言ってるだろ。仙台育英よ、佐賀北をいてこましたれ。

 4時からの抽選は、今年もサンスポのサイトを固唾を飲んで見ていた。抽選の早い段階で、聖光学院と日大三が顔を合わせることが決まった。

 その組み合わせが去年だったら…。大絶叫マシーンになっていたわ。

 大阪桐蔭の相手は、抽選の中頃で木更津総合と決まった。

 木更津総合か。ちょっと嫌な相手だな。140kmを超える球を投げるピッチャーがいるくせぇし。それでも、大阪桐蔭の優位は動かない。

 次の相手は、濟々黌と鳴門の勝者か。特に問題はあるまい。

 2回戦からの登場ということも相まって、大阪桐蔭が連覇する可能性は高まったと言えよう。

 初戦でやや注目のカードは、智弁和歌山と神村学園である。「やや」としたのは、智弁和歌山打線が例年よりも、かなりかわい子ちゃんと聞いているからである。

 それにしても、花巻東、帝京、智弁学園が予選で消えたのが寂しいな。強豪が少なかったので、例年のような緊張感のある抽選ではなかった。「固唾を飲んだ」と書いたのは大袈裟だったわ。

 ともかく、前半に出前を取らねばならないような組み合わせにならなくて良かった。前半は流して見るか。

 心配なのは雨天順延だ。有給が少ないだけに、台風が来たりすると困るんだよ。

 明日は一身上の都合で出勤だ。高校野球談議のできる奴が職場にいないのがハガい。

 今日の最後に一言。今夏は、選抜に続いて綺麗な体で見る。


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