スペア眼鏡を入手

 
 正午過ぎに、ヨドバシカメラのメガネ館から電話が掛かってきた。もうメガネが出来たという。

 おかげで、日馬富士−稀勢の里をライブで見られることになった。こういうこところは量販店の強みである。

 メガネ館に行く前に、東京チカラめしで焼き肉丼を食べた。値段は、ニック・ボックウィンクルだ。つまり、ピンのレートでの親のタンピンだ。

 しかし、牛肉とメシと味噌汁って、どう考えても栄養のバランスが悪い。ま、サプリで足りない栄養素を補うからいいけどよ。

 メガネ館の兄ちゃんに、常用メガネのフレームを直してもらった。「もしポキっといったら、ごめんなさい」と言われたが、そこは餅は餅屋。元の状態に戻った。

 ホント、自分でやらなくて良かったぜ。100円ショップのペンチでやったら、絶叫マシーンになったのは間違いない。

 ヨドバシカメラまで行ったからには、バッタ屋に寄らないバカはしない。お〜、「近代麻雀」があった。420円なら買わずとも、100円なら買う。

 明日、じっくり読むとしよう。明日の楽しみが出来たのは僥倖だ。

 「近代麻雀」を手に抱えて歩いていたら、司法書士をやっている後輩に出くわした。彼と新宿で偶然会ったのは2回目である。アホみたいに人の多い新宿で2度目も遭遇するとは奇跡的と言える。

 わしは自慢げに、「近代麻雀」を見せた。「相変わらずですねぇ」って、人はそう簡単に変わらんよ。

 司法書士も大変らしいな。ゲンダイに、「猛烈に営業を掛けない」と食っていけないと書いてあった。その割には飄々としているから、仕事は順調なのだろう。

 職場に帰る直前、通り雨に遭った。その刹那、わしの目の前を佐川急便の自転車が通過した。

 もちろん、運転していた奴は傘を持っていなかった。気の毒の一語であった。

 しかし、自転車で宅配させるって、苛めじゃねぇのか。電動機付きの自転車にしたって、自転車での集配はハガ過ぎる。

 日馬富士−稀勢の里は、かろうじて間に合った。稀勢の里を応援していたのだが…。

 これで日馬富士の横綱昇進は決まったのも同然。稀勢の里に勝った以上、文句はない。

 ただ、苦手の琴奨菊、そして把瑠都が元気だったら、どうだったか? 運も実力のうちというやつか。

 ともかく、スペア眼鏡を持ったのは心強い。博打で負ける金は死に金だが、有意義な買い物で負けた金は死に金ではない。

 明日、明後日と、死に金を使うことはないだろう、たぶん…。


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