悲喜こもごも

 
 西岡がTKO負けか。WOWOW・クソチャンネルが独占放送したので、日刊スポーツの速報サイトで結果を知った。

 どうやら完敗だったくせぇ。相手のドネアが難敵中の難敵ということを考えれば、この結果も仕方がない。

 それより、現役最後の試合にそういう相手を選んだ西岡に敬意を表したい。まさに、超人ガルーダに挑んで命を落とした剣持だ。

 西岡は、今回は娘を連れていかなかった。それだけ負ける覚悟だったのだろう。

 西岡の娘は、5歳か6歳。その歳なら、父親が負けたことが記憶に刻印される。西岡の娘を傷つけまいとする心情も天晴だ。

 天晴でないのは、NHKのサタデースポーツだ。日本ボクシング史上最大の注目マッチの前日だというのに、関連情報をネグレクトするたぁ。サタデースポーツのディレクターは、すっとこどっこいとしか言い様がない。

 ヤンキースは、ダメージの残る負けを喫した。0−4の9回裏に、イチローとイバネスのツーランで追いついたのは神懸かり的であったが…。

 特にイバネスのツーランだ。2点負けているツーアウト2塁の場面だったから、ヤンキースファンの誰もが、奇跡的な活躍をしているイバネスの同点ホームランを期待した。

 それで、本当にホームランを打つたぁ。弁慶高校戦で、山田が9回ツーアウトランナーの場面で義経から同点ホームランを放ったシーンとダブったぜ。

 しかし、その後、12回表にタイガースに2点を勝ち越されて、ヤンキースは力尽きた。しかも、12回の守備でショートのジーターが怪我で退場した。

 そんなんだったら、9回であっさり負けていた方がダメージがなかった。しかも、ジーターは左足の骨折というじゃないか。

 ただ、9回にタイガースのクローザーのバルデルデを攻略したのは収穫だ。バルデルデは先だってのアスレチックス戦でも抑えに失敗しているし、このシリーズではもう使えないのではないか。

 ヤンキースで情けないのは、主砲のアレックス・ロドリゲスだ。ポストシーズン6試合でたったの2安打だと? それじゃ、年俸24億円が泣くってもんよ。

 今日は、メジャーリーガーとしては、かわい子ちゃんに見えるチャベスを代打に送られた。しかも、チャベスは、ポストシーズンの成績が8打数ノーヒットだぞ。ジラルディ監督は、A・ロッドを完全に見切ったくせぇ。

 NHKも、ヤンキースがリーグ優勝決定戦に出てきて良かったな。そうでなければ、今日は、午前9時からNFLの再放送をする予定だったくせぇ。

 明日は、午前5時から生中継か。しかも、ヤンキースの先発は黒田。明日は休みだが、今の精神状態では、5時には起きれん。

 明日は、黒田に相当の重圧が掛かるだろうな。本拠地で連敗はできないからな。

 ソフトバンクの先発が高卒ルーキーの武田と聞いて、ソフトバンクファンは吐いたに違いない。昨年は、和田、杉内、摂津、ホールトンと、球界一の先発陣だったのによ。

 メジャーに行った和田は仕方ないにせよ、杉内とホールトンを読売に掻っ攫われるのを、孫正義が指をくわえて見ていたのが信じられぞうだ。孫正義も日本一の金持ちなら、金に糸目をつけないで補強すれば良かったじゃねぇか。

 中日−ヤクルトを見ながら吐きまくっていた。というのも、両チームともあまりに貧打だったからである。これでは、明日、どちらが勝っても読売の投手陣を打てまい。

 先ほど、録画していた将棋とアタック25を見た。

 佐藤康光王将は、2年連続で初戦敗退か。佐藤王将は、持ち時間が短い将棋が苦手なのか? 

 将棋はシャワシャワのわしには、持ち時間など関係ないがな。麻雀はシャワシャワでないことは書くまでもない。

 今日の「ある国」は、象と紅茶パックが映ったのでスリランカとわかった。だが、最後に国旗が出さなかったのは感心しない。

 最後の映像は、スリランカ最大の都市であるコロンボの街並みであった。コロンボの街並みなんて知らねぇよ。

 今日は、西岡もイチローも館山も棋士もアタック25の出場者も、悲喜こもごもであった。

 かくいうわしは、悲しみ組である。それが号泣組に落ちる日も近いだろう…。


次の日へ 前の日へ
日記トップへ HPトップへ
悲喜こもごも