飛 び
ヤンキース、飛び。
残り500点では持たんわな。エース・サバシアがKOされ、打線が1点では勝ちようがない。
こうなると、オフに粛清の嵐が吹くのがヤンキース。試合中にナンパしていたA・ロッドは放出されよう。
イチローも、やぶない。かつての輝きを失ったイチローをヤンキースが残すとは思えん。
それにしても、麻雀で「飛び」というルールは画期的である。飛びがないと、青天井で負けることがあり得る。
だから、飛びのルールがなかった手積み時代は、イカサマでとんでもないマイナスになったケースも多々あったはず。阿佐田哲也の「東一局五十二本場」は、そうした状況を描いた作品である。
当然のことながら、阿佐田哲也の「東一局五十二本場」を読んだ奴は、わしの知人では、競馬がヘタクソな奴だけだ。
孫正義も飛んだか。だから、あれほど補強しろと言ったろ。金持ちに限ってケチなのは、このおっさんも同じだ。
ソフトバンクの株が乱高下しているようだ。孫正義としては、本業が飛んだらシャレにならん。何万人も路頭に迷わすことになるからな。
読売が飛び寸前になった。奴らに、この剣ヶ峰を乗り越える根性があるはずもない。
事実、試合後、原は唇を噛み締めて記者会見場に現れたくせぇ。そうなったら、もう終わりよ。
しかし、試合は面白かった。序盤から中日ペースだったのを高橋由伸に同点ツーランが出て、延長戦になった。そして、10回表に、堂上兄が西村から決勝タイムリーを打った。
あの場面で、堂上兄はよく打ったもんだ。その前に、谷繁がスクイズを2球失敗しただけにな。
桑田の解説は的を射ていた。読売に魂を売った山本浩二らと違い、読売一辺倒の解説でないことにも感心する。桑田が野球頭がいいのがよくわかったぜ。
明日は、読売が飛ぶのを見るか。明日は生きていたい。
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