けっ

　
　けっ。今、最悪の気分だ。

　今日は、読売が３点先取した瞬間、チャンネルを切った。グラゼニでプロ野球選手に対する見方が変わったとはいえ、古城や寺内などザコに打たれるとムカつく。

　後出しジャンケンになるが、読売が１勝を返した時点で少しヤバいと思ったのは確かである。それでも、あいつらの根性からしてマクることはないと踏んでいたが…。

　こうなったら、日ハムに奴らを倒してもらおう。頼むぜ、中田。斉藤はどうでもいい。

　言っとくが、日本シリーズで博徒にはならないぜ。読売が絡むシリーズでは、絶対にやらん。

　いくら野球好きの奴が少ない職場とはいえ、これほど野球が話題にならない職場も珍しい。今日も、野球の「や」の字も、誰の口からも出なかった。

　上司も、大納言も、とっつぁんも、号泣組翁も、今年も、高校野球、プロ野球、メジャーの試合を１試合たりとて見ていないだろう。もっとも、世捨て人の大納言や仕事ザトペックの翁が野球に興味を示すはずもないが。

　したがって、野球好きは、職場では少数派である。その中に、読売ファンが１人もいないのは素晴らしいことだ。

　大谷がメジャーを志望か。この心意気やよし。

　まさに、絶対に勝ち目のない魔神・ガルーダに挑戦した剣持である。その剣持の挑戦心を梶原一騎は、「血で書いたラブレター」と称した。その辺の比喩は天才としか言い様がない。

　大谷とは対照的に、菅野は卑劣だ。読売以外に指名されたらメジャーに行くとは、完全なドラフト破りよ。そして、メジャーを出汁に使っている。

　まさに２年前の澤村。澤村がアンチ読売から特に嫌われているように、そういう姿勢は禍根を残す。

　明日は休みだ。休みの前日は、睡眠薬を飲めば、多少は深く眠れる。だが、今、怒りが頂点に達しているので、その限りではないだろう。

　あ゛〜、退院して以来、今日が最もけったくそわりぃ。