泡沫の振り替え休日
翁は、9月の休日に出勤した振り替え休みを2つ持って先週を終えた。
なので、わしととっつぁんとで、振り替え休みの期限ある今日までに、すなわち、おとといから今日までに2日休むように言った。そして、翁は、「そうしますよ」と答えた。
しかし、キャッチャーのストレートのサインに頷いて、フォークボールを投げるのが翁である。今週も、月曜から全て出勤した。
それによって、振り替え休みが2日ともパーになってしまったのである。まさに、泡沫(うたかた)の振り替え休日だ。
うちは、休日出勤分は金に換算できない。だから、振り替え休み2日分をただ働きとなった。
むろん、それを嘆く翁ではない。仕事ザトペックの翁は、むしろ、それを喜んでいる。
上司に翁の振り替え休日が2日消滅したことを言ったら、「僕が総務からアヤをつけられるんだよ」と吐いていた。実際、総務からクレームが来ているそうである。
翁は、10月28日に、わしと一緒に出勤した。そして、今週の土曜の祭日と日曜も、翁は出勤の予定である。
つまり、今度は3日分、振り替え休みを持つ身になる。それを上司に突っ込んだら、上司はまた吐いた。
「もう、あの人を休日に出勤させるのをやめようかな」と言うのも尤もだ。その3日分の振り替え休みを翁が素直に使うはずがないからな。
ノー残業デーでも帰ろうとしない翁を尻目に、わしは針灸の名人の診療室に顔を出してきた。そろそろ腰が重くなってきたので、いい頃合いである。その辺の名人の指示は、実に的確だ。
今度は半月後か。お互いに生きていたら、よろしくお願いしたい。
今日の日本シリーズは貧打線であった。甘い球を凡打した打者が多かった。
それでも、勝てば官軍よ。最後は飯山がよく打った。
NHKの竹山アナが、「ファイターズが総力戦を制しました」と言ったが、「総力戦」と聞いて、第一次世界大戦を連想してしまうとは、発想が貧困だ。「総力戦」で、麻雀12時間デスマッチを真っ先に思いつかんようではいかん。
それにしても、小笠原は哀れだ。今日も、打たれる気が全くしなかった。
フルスイングは体に負担がかかる。アラフォーの小笠原には、もうフルスイングは無理だろう。
今日は、ちったぁ良く眠れるかもしれん。明日、目が覚めるどうかはナゾだ。
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