いつもと逆だ

 
 やはりムーミンは、エース格の葛川を先発させなかったか。選抜出場が確定していたから、2番手投手を育てる意味合いもあったのだろう。

 そして、負けた。それも、コールド負け。まじで吐いた。

 近畿大会で優勝できなかったことで神宮大会への進出を逃したことは、ファンとしてはハガい。大阪桐蔭打線と全国の好投手との対戦を見たかったぜ。

 今日は打線も全く振るわなかったようだ。序盤に相手に大量リードを許したことで力んだのか? 4番の近田が死球で早々と交代したことも響いたくせぇ。

 それにしたって、7回で1安打たぁ。大阪桐蔭史上最強の打線という触れ込みは偽りか? おそらく凄みと脆さが同居しているのだろう。

 報徳のエースが相当の好投手であることは間違いない。どんな強打線も、好投手に好投されたら打てないことは学習済みだ。それで、高い授業料を払ってきたわしである。

 いずれにせよ、大阪桐蔭は打線の組み換えも含めて、リセットの必要がありそうだ。ムーミンも、その辺は心得ていよう。

 大阪桐蔭うんぬんより、報徳学園が鬼のように強いのではないか? 準決勝も、ややかわい子ちゃんとはいえ、大商大堺を血祭りに上げている。兵庫大会では、盤石の強さを見せて優勝したようだし。

 報徳が選抜で優勝候補に挙げられるのは間違いない。わしが博徒だったら、報徳をマークする。

 以下のランニングスコアは、いつもの大阪桐蔭の試合と逆に見える。大阪桐蔭がコールド負けなんて記憶にねぇ。

 報徳学園0122003=8
 大阪桐蔭0000000=0

 池田−PL戦で、水野が桑田と住田に連続ホーマーを食らった時に植草アナが、「いつも自分がやっていることを相手にやられてしまいました」と実況したのを思い出す。

 まさに名文句だが、植草アナが興奮していたのは、自分がPLファンだからであったろう。ただ、植草アナがPLファンだったからこそ、翌年の取手二戦、翌々年の宇部商戦の実況がファンに忘れ難いものになったのは確かである。

 今日は、中国大会と四国大会で準決勝が、九州大会で決勝戦が行われた。

 中国大会では、広陵と関西が圧勝した。ともに大型チームの予感が漂う。明日の決勝戦が楽しみだ。

 四国大会では、わしが注目している高知が逆転勝ちした。エースが序盤で打ち込まれた試合をひっくり返したのだから、打線は相当の力を秘めているものと思われる。

 九州大会は、沖縄尚学が制した。沖縄勢が強くないと面白くねぇ。

 九州大会の結果を振り返ると、準々決勝の沖縄尚学−熊本工が事実上の決勝戦だった感がする。準決勝が2試合ともコールドゲームだけに、熊本工に選抜出場のチャンスはなくはないものの、決勝に進出したのが済々黌というのが問題だ。

 熊本県から2校選ばれる可能性は低いか? ただし、熊本大会では、熊本工が済々黌に快勝している。

 「日本シリーズのことは書かないのか?」だと? 何のことだ?

 だがな、最後の糸井の当たりはセーフだ。審判も読売に加担していることは織り込み済みだから、昔ほど熱くならん。

 明日は将棋が終わるまでには起きたい。月曜が出勤になってしまったので、11時まで寝るのは最低ラインだ。

 しかし、納得いかん。



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