DVDにダビング

 
 今日は、ビデオで録画したものをDVDに落とす作業に追われた。弟が土・日に大量のビデオテープを実家から持ってきてくれたのである。

 ビデオテープだとがさばるし、劣化するので、DVDにダビングする作業をしたのであった。ビデオテープの量が膨大なので、全部をDVDにダビングするのはまだまだ時間が掛かる。

 今日は手始めに、タイガーマスクの名シーンと高校野球の名勝負をDVDにダビングした。

 タイガーマスクでは、シリーズ最大のクライマックスである3人タイガーとの戦いをDVDに移した。

 タイガーマスク・大門とビッグタイガー・ブラックタイガーのタッグマッチを描いた「死闘のタッグ」の回を、今は亡き「平成虎の穴」のHPの管理人は以下のように述べている。

 「極上の芸術に出会った時、人は時が経つのも忘れ、その作品に見入ってしまう。人をトランス状態に引きずり込む魔性の魅力――。今回のエピソードなどは、まさにそんな芸術作品の風格を携えていた。タイガー作品史上に燦然と輝く金字塔!」 御意。

 だが、わしは、幻のタイガーと言われる3人タイガーがミスターXらの前に自らの正体を現すシーンの場面の方により身震いした。

 ミスターXにタイガー抹殺の指示を出し続けていた赤覆面をした虎の穴の大幹部の1人がミスターXに、「虎の穴の幻のレスラー、ビッグ・タイガー! キング・タイガー! ブラック・タイガー! この3名のレスラーがたった今、タイガーに挑戦状を叩き付けた!」と言い放った。

 それにミスターXが、「では、今でも幻のレスラーはいるのですか?」と聞くや、赤覆面の1人が、「いるとも」と答える。ミスターXは、「では、どこに?」と、さらに突っ込む。

 すると赤覆面の3人が高笑いとともに大ジャンプし、回転しながらビッグ、ブラック、キングの3人タイガーのコスチュームになって、ミスターXの前に正体を現す。この場面は、タイガーマスク史上で最高に痺れる場面と言えるだろう。

 
                       
BIG  BLACK  KING

 3人タイガーとの戦いに酔いしれた後、高校野球の名勝負のダビングを開始した。最初にダビングしたのはPL−取手二である。

 近年は淡泊な決勝戦が多いなか、これほどの緊迫感がある試合はそうはない。なにせ、最強PLと、木内のおっさんが「神が私に与えてくれた一生に一度のチーム」の試合なのだからな。

 この試合のハイライトは、何と言っても、9回裏の木内マジックである。

 4−3とリードしていた取手二であったが、エースの石田が先頭打者の清水哲に同点ホームランを打たれる。動揺した石田は、続く2番の松本に初球デッドボール。

 以下に控えるのは鈴木、清原、桑田の泣く子も黙るクリーンアップ。流れからしても、サヨナラを食らうのは、もはや目に見えた。

 ところが、ここで当たっている3番の左の鈴木に対して、木内監督が変則左腕の柏葉をワンポイントで起用する。そこで、PLの中村監督がバントを命じた。もし石田のままだったら強攻策であったろう。

 鈴木のバントはキャッチャー前に転がり、これをキャッチャーの中島が思い切ってセカンドに送球して、ファーストランナーを封殺した。

 これで流れがまた変わった。ライトで頭を冷やした石田は、清原を三振、桑田をサードゴロに打ち取り、延長戦になった。その後の展開については知らないとは言わさん。

 PL−取手二の次にダビングしたのは、早実−報徳学園である。未だに最も納得いかない試合だ。報徳に4−0からマクられた原因が一塁審判の2つの疑惑の判定だったからである。

 それにしても、場内の報徳びいきの歓声は凄いな。もっとも、わしが早実の学生でなければ、間違いなくアンチ荒木になっていただろう。早実のアルプス席が画面に映ると、男子校なのに、アホバカ女がごまんと陣取っているのだからな。

 今日は、強烈なインパクを与えられた映像を幾つも見たので、脳が沸騰してしまった。まだ午後6時半だが、これ以上はよう頭が持たん。寝るまでに数時間あるが、クールダウンできるか怪しい。

 しかし、選抜まで出前は取れない。なんとか、寝るまでに脳内温度を下げないといかん…。



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