どうせCランクよ

 
 予想通り、早実が選ばれた。三白眼の男の高校と違って高野連の印象が悪くないことや、斉藤の活躍がまだ記憶に新しいことも選抜された理由だと考えられる。

 三白眼の男は悔しかろう。同じ都大会の準優勝チームでも、昨年の帝京と今年の早実では、帝京の方がはるかにチーム力が上なのだから。

 去年の帝京は好選手が揃い、全国でも上位に進出できるチームであったのに対し、今年の早実は誰がどう見てもかわい子ちゃん。それなのに、帝京は選外で、早実は当選。それもこれも、三白眼の男の不徳のいたすところだ。

 明日のスポーツ紙は、早実の評価をこぞってCランクにするはず。Bランクにするスポーツ紙があったら、取材不足のそしりを受けよう。

 だからして、早実の試合の日に出前は取らん。もっとも、相手が大阪桐蔭とか優勝候補だったら話は別だがな。

 それはそうと、東北から5校というのは多過ぎはしまいか? わしはきれいごとは嫌いだ。ここに、そうした選考は高野連の偽善だと断言しておきたい。

 正規枠の選考では、熊本工の落選が残念である。実力では、九州で一、二と思っていたのだが…。

 さて、今年の優勝候補はどこか? スポーツ紙がAランクにするのは、北から順に、仙台育英、浦和学院、大阪桐蔭、報徳学園、関西、高知、済美、沖縄尚学と思われる。

 これらの高校は、「初戦で早実と当たりたい」と、舌なめずりしているだろう。ただし、どこも抜群の優勝候補ではない。それだけに、博徒泣かせの大会と言える。

 わしが今大会で博徒になるか? それについては、ここでは申し上げない。

 今日も、録画した相撲を見て吐いた。日馬富士が稀勢の里に勝ったのもさることながら、把瑠都の悲しげな顔が何とも言えなかった。

 把瑠都が大関に復帰することは、もうないだろう。1年前の初優勝の時は横綱の声もあっただけに、よけい哀れだ。

 把瑠都の大ファンの相撲君に、把瑠都のことは聞くまい。それが武士の情けというものだ。わしは平家の末裔だから、武士の情けは持っている。

 明日はスポニチを買う。日刊スポーツは弟の家に宅配されるから、弟から出場校の情報を得たい。

 2か月後は選抜か。わしに春が来ることはないだろう…。


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