30年ぶりに見た
市議会議員の選挙など、どうでもいい。なのに、選挙カーの騒音で起こされた。
先週の木曜だったか、ポストに入っていた投票所入場券を速攻でゴミ箱に入れた。そんなもん、当たり前よ。
市議会議員か…。かつては区議会議員の選挙だったのに、わしも落ちたもんだ。
そんなことはどうでもいい。今日、youtube史上、最高の動画に出くわしたのでな。
なんと、あの池田−PLのNHKフルバージョンがアップされていたのである。ここ
当時はすでにビデオを持っていたが、折悪く故障中で録画できなかったのであった。もっとも、あの結果からして、すぐに消去していただろうけどよ。
30年ぶりに見て、「この試合は、池田に全く流れがない試合であった」とあらためて思った。
まずは、初回の吉田のピッチャーゴロ。「打った瞬間抜けた」と吉田本人も思ったという痛烈なセンター返し。わしも、「よし」という声を出した。
それを軽々と取った桑田。後から思えば、桑田ならではのフィールディングであったのだが。
数年前のインタビューで桑田は、「初回、ツーアウト1、3塁で、5番バッターに強烈なピッチャー返しを打たれたんです。それを僕は取った。あれが抜けていたら、逆のスコアになっていた可能性もありましたよ」と振り返っている。
そのピッチャーゴロよりも池田にとって不運だったのは、先制ツーベースを打たれる直前のボールである。アウトコースに完全に決まっていたのにボールと判定され、水野が熱くなってしまった。そのジャッジを蔦監督が、「あの回は三振で終わっとった」と悔しがったのは有名な話である。
その後も、池田はチャンスに3度も併殺を食らい、ライトの神野に2度のファインプレーをされるという有様。
こういう試合を、ムキリョクンの言うところの、説明の仕様のないハマり方という。麻雀をやった奴は、説明の仕様のないハマり方を多かれ少なかれ体験しているだろう。ムキリョクンが、「多かれ」なのは書くまでもない。
試合前は、池田が圧倒的に有利との声だった。朝日新聞も、「PL投手陣は、池田打線を5点以内に抑えられるか。PL打線は、水野から相当点を取らねばなるまい」と書いていた。
が、島村アナは2回が始まる前に、「さて池西さん、夏春夏連覇を目指す池田にとっては、やはりこの準決勝戦、しかも相手が試合巧者で上り調子のPLですので、非常に大きな山だと思うんですがね」と実況している。
さすがは島村アナ。馬を見る目が腐っているどこぞの奴と違って、恐るべき慧眼である。
ここで、わしも、PLが池田にとって最も怖い相手だと2回戦の頃から思っていたことを申し添えておきたい。
youtubeには、81年選抜決勝のPL−印旛もあった。ここ
わしはこの試合を録画していたので、何度も見ている。試合もさることながら、土門アナの味のある実況が最高である。明らかにPLに肩入れしていた解説の松永氏とは対照的に、全く公正無私の立場で実況しているのは神業と言える。
わしが使えないのは、PL−印旛をベータで録画したことである。ベータがVHSに負けるとは…。計算外だよ、玄大佐。
マザーテープは持っているものの、ベータデッキが壊れているので、再生できないとはハガい。いずれ何とかするがな。
今日は、30年ぶりに池田−PLを見たので、とりあえず納得の日であった。しかし、明日から6連続出勤だ。道中で死すかもしれん…。
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