1人記者座談会
というわけで、今日は選抜の1人記者座談会だ。朝日新聞の夏の甲子園の記者座談会に基づいて行った。
− 今大会の1番の注目は、大阪桐蔭の3連覇が成るかどうかだね。
A それは難しいかな。投手力が昨年よりも格段に落ちる。
C 秋にエース格だった葛川の怪我が痛い。潜在能力の高い高西が、この冬でどのくらい成長したかに掛かる。
D だが、森、近田らの打線は相変わらず強力だ。下位に昨年の甲子園で大活躍した笠松が座るようなら、厚みがぐんと増す。
A いずれにせよ、大阪桐蔭は投手力しだいだね。
− では、大阪桐蔭を優勝候補筆頭と考えていいのかな?
B 優勝候補の一角であることは確かだが、筆頭ではないと思う。
E 大阪桐蔭なら、投打に安定感のある報徳学園を評価したい。秋の近畿大会では、大阪桐蔭打線をエースの乾が1安打に封じてコールド勝ちしている。
C 報徳学園は打力も高い。報徳を優勝候補筆頭に推したい。
D 神宮大会優勝の仙台育英もチーム力がある。
A 仙台育英は打線が売り。3番・長谷川、4番・上林が中心となる。
B エース格の投手が2人いるのも強み。ただ、優勝となると、どうかな。神宮大会の優勝校はマークが厳しくなるし。
C 仙台育英なら、投打のまとまりで浦和学院を買う。旧チームからのリードオフマンの竹村がチームを引っ張っている。
A エースの小島も、昨夏から安定感を増したそうだね。
E ただ、浦和学院は甲子園で勝ち切れないのが不安だ。
B 同じ埼玉勢の花咲徳栄も評判がいいね。
D 大型右腕の関口と4番の若月が軸。投打の迫力なら浦和学院より上だろう。
E 関西、広陵の中国勢2強も、優勝戦線に割って入るだけの力はある。
C 関西は2年前のチームのようにまとまっている。
B 広陵は、新チーム結成以来の成績が55勝4敗1分という実戦力が侮れない。
D とはいえ、関西は投打にややひ弱な感じがする。広陵も、有村がいた3年前のチームほどの力を感じない。
− 地区大会優勝校の県岐阜商、高知、沖縄尚学は?
E 県岐阜商は、新チーム結成以来の勝率が9割を超える。チーム力が高いのは確かだ。
B 県岐阜商は投打にすきがない。久々の快進撃もあり得る。
C 高知は、今大会注目の和田恋が中心が打線が光る。エース・坂本の復調がカギ。
B 沖縄尚学には4年前の東浜のような絶対的エースはいないが、全体に粘り強い。チーム力は低くないので、勢いに乗ったら侮れない。
− 今まで上がった以外で活躍しそうな高校は?
D 機動力の常葉菊川、報徳学園に勝って近畿大会を制した京都翔英、左腕エース・東野を擁する履正社、剛腕・安樂を持つ済美といったところか。
− こうしてみると、今大会は戦国大会の様相だね。
E 確かに、絶対の優勝候補やスター選手は不在だ。
B 今大会は36校が参加するので1回戦がある。したがって、1回戦から登場すると、優勝するまで6回勝たないとならない。
E いずれによ、抽選結果が大きなポイントだね。
以上で、記者座談会は終わりだ。書いていて、なんだか恥ずかしくなったぜ。
当然のことながら、21世紀枠には触れていない。高野連の欺瞞に付き合ってられるか。
早実もネグレクトした。わしは、母校であっても、かわい子ちゃんには冷たいのだ。
明日は、元隣の席の女性の送別会である。ついこの間、歓迎会をやったばかりなのによ。
わしの人生の送別会はいつになるのだろうか? 明日かもしれんし、20年後かもしれん。
人間の余命など、誰にもわからない。とはいえ、選抜が終わるまでは生きていたい…。
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