送別会
今日は、元隣の席の女性の送別会であった。ついこの間、歓迎会をやった感覚があるだけに、もう辞めてしまうのが未だに信じられぞうだ。
去年の4月にもう1人女性が入ったので、元隣の席の女性が去っても男子校にはならない。とはいえ、隣で親しくしてもらっただけに、喪失感は拭えない。
それにしても、今日の会場が寿司屋でなくて良かったぜ。寿司屋だったら、欠席せざるを得なかったからな。
わしは、生魚がダメなのではない。何度も言ってきたように、酢がNGなのだ。
酢は、その臭いだけでぶっ倒れる。だから、寿司屋に入った瞬間に窒息死してしまうだろう。
「だろう」と書いたのは、寿司屋の暖簾をくぐったことがないので、推定の域を出ないからである。
送別会の場所は、新宿のイングリッシュパブであった。女性陣も全員ビールで乾杯したのに、わしだけクランベリージュースを注文した。
だから、わしはアルコールを飲まない主義なんだよ。2杯目はパイナップルジュース、3杯目はラズベリージュースだ。文句は言わせねぇ。
元隣の席の女性の送別会には、その人徳もあって、他部署からも多くの人間が集まった。その多くが女性であった。
が、女性陣は元隣の席の女性に周りに固まり、わしは、上司、大納言、じじぃ、号泣組翁らと同席するハメになった。そして、2時間の歓談において、話題の中心はとっつぁんであった。
「何を考えて辞表を出したんだ?」「4月からパートで来るなんて、あり得ないだろ」「結局、仕事愛を持たないまま退職することになった」などなど。
しかし、何が悲しゅうて、元隣の席の女性の送別会の席で、とっつぁんの欠席裁判をしなければならないのか。それは、上司と翁がとっつぁんをえらく嫌っているからである。
会の途中で、元隣の席の女性に花束が渡され、元隣の席の女性のスピーチがあった。元隣の席の女性は泣くかと思われたが、そういうことはなかった。もう吹っ切れているのだろう。
会が終了するやいなや、大納言や雨だと休むおっさんなど酒飲みは、元隣の席の女性への挨拶もそこそこに、2次会に行ってしまった。てめぇら、ちったぁ、名残を惜しめ。
大納言や雨だと休むおっさんが、明日、出前を取るのは火を見るより明らか。もっとも、わしも席上で、上司に来週の火曜を出前にすることを申し出たがな。
日本が出ないとはいえ、WBCの準決勝という大きな試合をライブで見ないのは野球ファンとして名折れである。って、雨で順延になったら吐き倒れるぞ。
今日で、元隣の席の女性と顔を合わせることはしばらくないだろう。下手したら、今日が今生の別れの可能性もある。メールでのやり取りはあるにしても、そんなのは児戯に過ぎん。
さて、明日は選抜の抽選日である。21世紀枠同士の対戦など、見たくねぇ。
やはり、大阪桐蔭の相手が最も気になる。昨年の選抜では、対戦相手が強豪の金太郎アメだった。今年もそういう組み合わせになったら、今年のチームは投手力が弱いだけに、勝ち進むことはできまい。
明日の抽選を前に、これからクソして寝るのみだ。
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