スーパーキャッチ

 
 朝の西武新宿線の急行には、鷺宮から大勢乗ってくる。

 今日は、鷺宮に停車中にやぶない目に遭った。どっと人が乗ってきて、あるおっさんの手が勢い良くわしの顔に当たり、眼鏡が顔から外れて落ちた。

 しかし、そこでわしのスーパーキャッチが出た。床に落ちる前に眼鏡を手に収め、事なきを得たのである。

 おっさんはしきりに謝っていたが、おっさんが悪いわけでない。とはいえ、わしが眼鏡をキャッチし損なっていたら、乗客どもの足で眼鏡が粉々になっていただろう。そうなっていたら、ブルーレイの修理代が無料だったことが無になるところであった。

 それにしても、冬でなくて良かったぜ。冬だったらポケットに手を入れていたろうからな。

 わしは、あの日以来、眼鏡で通している。それまでは外出する時はコンタクトをして、迫力のあるツラにしていたのだが、コンタクトをはめる精神的余裕がなくなったままなのである。

 ただ、コンタクトをしなくなったことで、経済的には助かっている。コンタクトを続けるには、洗浄剤など余計な金が掛かる。そんな金があったら、オリジン弁当の「幕の内弁当」を「上・幕の内弁当」にするわ。

 今日のニュースで、シャープが5000人削減することを知った。昨日、わしの家に来た修理人がクビにならないことを願いたい。

 それにしても、シャープがこんなことになるとはな。わしも、人ごとではない。

 今日の帰り、バッタ屋に寄った。が、「近代麻雀・5月1日号」はなかった。

 おっさんは、「『近代麻雀オリジナル』ならあるよ」と言ったが、「近代麻雀オリジナル」に用はない。おっさんは、両者の違いがよくわかってねぇくせぇ。

 こうなったら、わしも意地だ。「近代麻雀・5月1日号」を取り寄せたる。

 今日のベイスターズの逆転勝ちには鳥肌が立った。帰宅した時は8回で、9-10でベイスターズが負けていた。

 そういう場合の1点は届かないことが多い。83年夏のPL-高知商がそうであった。

 が、9回裏、ベイスターズが球審のイカサマ判定をものともせず、まくった。

 いったんファーストの塁審がファールと判定したのを、球審がファーストゴロに覆すかよ。ボブ・デービットソンじゃねぇぞ。

 読売寄りのジャッジは見飽きたとはいえ、怒りが爆発した。それだけに、多村の逆転サヨナラホームランの瞬間、ガッツポーズの鬼になった。ざまあみさらせ、球審!

 今日は残業して吐いた。明日は大人しく定時に帰る。

 「シャープが5000人削減」が頭から離れん。とっつぁんのように、仕事中に「日本の心霊スポット」にアクセスするようなデタラメはしないようにしたい…。



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