スターシステム

 
 職場近くのコンビニに、まだヤングマガジンが置かれていた。そして、アパートのそばのコンビニには「近代麻雀オリジナル」があった。

 ヤングマガジンでは「カイジ」、「近代麻雀オリジナル」では竹井が主人公の漫画にしか用がないのは書くまでもない。

 福本伸行も幸せな奴だ。ふつう1年3か月も休載していたら打ち切るになるぜ。会社だって、そんなに休んだらハガいことになる。

 その1年3か月で福本は卵を温めるように、新しいギャンブルを考えていたわけか。それがつまらないギャンブルだったら許さん。

 ヤングマガジンは週刊だから、鷲巣編ほどは福本の牛歩戦術にイライラさせられることはあるまい。

 月刊誌であれだけの牛歩戦術を取るとは、福本もいい度胸しているじゃねぇか。通常なら連載中止よ。

 「カイジ」の新しいギャンブルは、オリジナルのポーカーゲームくせぇ。ルールは来週号で明らかになるそうだが、どうせイカサマが絡んでくるんだろ。福本のギャンブルでイカサマがなかったのを見たことがねぇ。

 今月号の竹井が主人公の漫画では、田之倉と岡田が出てきた。ともに、「根こそぎフランケン」ではお馴染みの顔である。

 田之倉は闇金の高利貸し、岡田はマンション麻雀のオーナー。こちらもロクな奴しか登場せんな。

 竹井が主人公の漫画は、今後、田村やワニ蔵も出る可能性がある。岡田が経営するマンション麻雀の常連である田村が登場しない道理がない。

 ちなみに、「麻雀する時は金を持たない主義なんだ」は、田村が岡田のマンションに初めて行った時の初っぱなで、国士を打ち込んだ際に飛び出したセリフである。

 押川雲太朗が竹井や田村など、「根こそぎフランケン」の登場人物に愛着を持っているのはわかる。どのキャラも得難いキャラだからな。

 このように作家が違う作品に同じ人物を何度も登場させることを「スターシステム」という。

 わしも、日記で「スターシステム」を使っている。もっとも、競馬がヘタクソな奴、号泣組翁、とっつぁんらはスターとは言えんがな。

 琴欧洲がシャレにならなくなってきた。負けると支度部屋での記者の問い掛けに一言も答えないという琴欧洲は、さぞや不機嫌攻撃をしておろう。

 今場所こそは、稀勢の里に期待が掛かる。今日の把瑠都戦を乗り切ったのは大きい。

 それでも白鵬には勝てないだろう。無論、どちらが優勝するかの勝負は受ける。

 明日は、春季関東大会の浦和学院−日大三が楽しみだ。日大三のチーム力を測るのに、浦和学院ほど恰好の相手もいまい。森士監督よ、小島を先発させてくれよ。

 関東大会では、桐光学園−花咲徳栄も注目される。松井を登板させなかったら、その試合を観戦に行ったファンは大吐きだな。

 ともかく、明日はゆっくりさせてもらう。掃除、洗濯は来週だ。

 先憂後楽という文字は、わしの辞書にはない…。



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