大会6日目

 
 8時に目覚ましを掛けていて正解であった。まだ深い眠りの中だったのでな。

 横浜−丸亀を見ていたら、号泣組翁が職場から電話をしてきた。今、夏休みに入っている上司が、今日のわしの出前を上司の次席の大納言に言ってなかったくせぇ。

 それで、大納言が翁に電話を掛けさせ、わしの出前自由を確認させたわけである。それをもっけの幸いとし、明日の出前を予約した。そういうところは、わしも如才がない。

 横浜は、強豪の金太郎アメ相手の予選を勝ち抜いたことで一皮も二皮も剥けたようだ。今日は投打ともに存分に力を発揮し、圧勝であった。

 渡辺監督はインタビューで、「秋からのチーム」と言っていたが、2年生が8人先発の横浜の新チームは、とんでもないチームになろう。

 心配なのは、エースの伊藤が神奈川大会からの疲労で肩に違和感があるということである。伊藤が投げられないようなことになったら、横浜もきつい。

 日大三の敗退はショッキングであった。日大三の怖さを西東京大会で嫌というほど知っているだけに。

 今日の試合は、完全にハマっている感じであった。まさに、麻雀で大敗したムキリョクンの言うところの説明のしようのないハマり方だった。

 なんといっても、ピッチャーゴロの処理を2つミスったのが痛い。それがなければ、全然違った展開になっていたはず。

 初回に先手を取られたことで、打線が焦った。相手投手が適度に荒れていたことも、それに拍車を掛けた。

 それにしたって、3強に挙げられていた日大三がノーマークの相手に完敗たぁ。ここ数年では、最大の番狂わせだ。

 が、それも高校野球。受け入れるしかない。

 第3試合と第4試合のレベルの何と違うことよ。それを言っちゃあ、お終いなのはわかっとる。しかし、瀬戸内の敗退を目の当たりにして、そう書かずにはいられない。

 瀬戸内は予選前から注目し、激戦の広島大会を勝ち上がってきた。だから、思い入れがある。それだけに初戦で姿を消すことになって、脱力感がかなりある。

 それにしても、明徳義塾は勝負強い。そして、しぶとい。

 馬淵のおっさんは、山岡攻略のために、右バッターも左バッターもラインぎりぎりに立たせた。それでも、山岡は好投した。

 それにだけに、5回の2失点が悔やまれる。ホームランはエアポケットに入ったところを打たれた感があったし、2点目は山岡自らの守備のミスが絡んだ。

 明徳義塾の岸は素晴らしかった。馬淵のおっさんがインタビューで、「岸は状態が良かった」と言っていたが、あれだけのピッチングをされたら、強打の瀬戸内打線も打てんて。

 朝日が挙げた3強のうち、浦和学院、日大三と、2校が敗れた。明日、大阪桐蔭が負けるようなことになったら、大会7日目にして3強が総崩れとなる。それがあり得るだけに、明日を出前にしたわけである。

 現在、午後7時前。明日の今頃、吐いているような気がしてならない…。



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