高校野球検定

　
　土曜は山手線も空いている。それで新大久保駅がホームドアが設置される寸前であることがわかった。

　先日、書記長からの電話で、「この秋、高校野球検定が実施されるのを知っていますか？」と聞かれた。

　そんなもん、クソ余裕で知っとる。が、受けねぇ。

　理由はいろいろある。まず何といっても、試験日の11月24日の日曜が出勤であることである。

　次に、中級の検定料が5800円とクソ高いことである。さらに、練習問題に悪問が多かったことだ。

　日曜の出勤に関しては、号泣組翁に出勤を押しつければ、なんてことはない。それに、いざとなったら出前を取る。

　しかし、２番目の検定料の問題は大きい。5800円って、デカピンの親のゴッパだからな。

　それでもし中級に合格しても、得る物は賞状だけだろ。そんなもんにゴッパも費やせるか。

　それでも、まだ受験する気がないわけではなかった。高校野球検定をスルーする最大の理由は、悪問が相当数あることである。

　練習問題をやってみた結果、初級は余裕で満点を取れたものの、中級は５題中３問しかできなかった。数日前にトライした際は、10問中６問しか正解できんかった。

　ったく、戦前の問題なんか出すなや。戦前のことなど、よう知らん。

　だいたい、ゴッパも出して、落ちたらシャレにならん。それに、高校野球ファンとして沽券にかかわる。

　てめぇ自身で上級と思っていれば、それで十分よ。高い金を払ってまで、賞状などいらねぇ。

　そもそも、検定なんて、ファン心理につけ込んだ主催者側の金儲けよ。博打でハウス側が勝つのと同じで、こういうのも主催者側が儲けるだけ。そんな誘惑に乗るほど、わしは甘かないぜ。

　もし「競馬検定」なるものがあったら、競馬がヘタクソな奴が受けるのだろうか？　馬券は取れなくても、あれだけアホみたいにやっていれば、多少は善戦するかもしれんな。

　明日は、日曜の振り替えで休みだ。明日も、金竜飛の言うところのだらしなく胃袋を広げる食事をすることになろう…。