晴天の霹靂
今朝10時前、上司に、わし、号泣組翁、大納言、大酒飲みのおっさん、3年寝太郎の5人が応接室に呼び出された。すると、上司が10月上旬に定年退職で職場を去るという話であった。
あんだと? わしは、定年になっても嘱託で残るもんだと思い込んでいた。
それが退職たぁ。わしからすれば、晴天の霹靂よ。
何より、上司と別れるのが寂しい。なんといっても、25年以上もお世話になったのだからな。
その間、出前は取り放題。仕事中、睡眠薬の影響で寝ていても、全く注意されず。
そんな甘い上司がどこにいるだろうか? たぶん絶無であろう。
上司の話では、田舎に高齢の母親が1人暮らしをしているので、長男の自分が帰らねばならないとのことであった。なにせ、上司の場合は、弟も結婚難民。だから、上司が母親の面倒を見ることになったそうだ。
上司が退職すると聞いて、まじで大ショックを受けた。今も混乱している。
上司と初対面した時、「この人、好人物だな」という第一印象に狂いはなかった。ただ、チョンガーと聞いて吐いた。如何にも、いい父親という感じだったのでな。
ちなみに、病気で退職した元直属の上司の第一印象は、「このおっさん、いやらしいな」と思ったら、その通りで、えらい女好きであった。もっともモテたわけではなく、よくキムラになっていたようである。
とっつぁんの第一印象も良かった。が、「カルピス、カルピス」と言うとは思わなんだ。
上司の退職に伴い、大納言が長になる。大納言相手にも、出前を取りまくったる。
なにせ、2日酔いで自ら出前を取る御仁だ。秋霜烈日な上司になるわけがない。
今日、画伯からグルメのオフ会の誘いがあった。なんでもアフガニスタン料理ということであった。
が、昨日、不覚にも出前を取ったことで残業をせねばならなかったので、残念ながら断ってしまった。
もし残業がなくても参加したかどうか…。というのも、わしが偏食かつ下戸だからである。
それだと、オフ会の参加者に迷惑を掛けてしまう。そして、何より、画伯のメンツを潰しかねない。わしには、グルメのオフ会は鬼門くせぇ。
話は戻って、元隣の席の女性、とっつぁん、上司と、わしと関係が深かった人間が次々と辞めていく。マカロニ、ジーパン、テキサスを殉職で失ったボスのような心境だ。
来年の今頃、上司はもうとっくにいないのか…。わしは、この世にいないかもしれん…。
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