完敗だったが…
あまり寝過ぎると、夢見が良くなくなる。起きる寸前の夢は、あまりに悲しかった。母親が一生懸命、縫い物をしている夢を見たのである。
その母親に、「かあちゃん、生きているよな?」と、夢の中で何回も呼び掛けていたところで目が覚めた。起きてから、しばらくしても涙が止まらなかった。
あれから間もなく2年経つのに、まだ現実を受け入れられない。そんなわしに墓参りなど無理。永久に行けないだろう。
気分を紛らわすために、スペインワールドカップのブラジル−ソ連を見た。当時のワールカップサッカーは、近年のワールドカップサッカーよりも、場内の盛り上がりが凄い。
そのブラジル−ソ連は、羽佐間アナの実況が切れまくっている。「ソビエト、ゴール前、赤い壁」、「その名もソクラテス、冷静です」などが出色である。
しかし、よくわからないのは、解説の松本育夫氏がソ連に肩入れしていたことである。冷戦時代のソ連は、日本にとって最大の敵役。なのに、何を考えていたのか。
ベータのデッキがジャンク品に近いことで映りが良くないことが残念である。ベータがVHSに負けたことが、今も納得いかん。
ボクシングの世界タイトルマッチ3本立てに食傷感はなかった。これが「いい旅夢気分3時間スペシャル」だと飽きが来るところである。やはり、わしはボクシングが好きなんだな。
ここでは、亀田次男の試合について書きたい。
試合は完全に負けていた。あれで2−1のスプリットデシジョンというのはあり得ない。10ポイント差以上あったと思う。
だから、解説の鬼塚と佐藤は、アナにジャッジの発表前に採点のことを聞かれて、ともに返答に窮していた。アナも、空気を読めや。
ただ、亀田次男に同情の余地はある。相手のベネズエラ野郎が減量に失敗し、当日の体重で亀田次男を3kg上回っていたなど、前代未聞だ。
軽量級で3kg違っていたら、試合にならんて。怖くて相手に突っ込めんよ。
とはいえ、テクニック、パンチの多彩さでベネズエラ野郎が上回っていたのは確か。ベネズエラ野郎が減量に失敗しないで同体重で試合をしていたとしても、亀田次男は負けていただろう。
夢見が悪かったことで、13時間寝たのに、もう眠気がきた。夢をコントロールできないのがハガい。
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