イアン・ラッシュ
職場近くのコンビニに、「1930〜2010 ワールドカップ 歴代スター名鑑」が置かれていた。値段は意外に安く、600円であった。
が、買わずの竜。250人も載っていることで、内容が薄かったからである。
その250人に、シュルビア、クロル、ファン・ハネヘン、レンセンブリンクといった、74年W杯におけるオランダの準優勝メンバーが選出されていたのには納得した。
特にシュルビアが選ばれていたのに大きく頷いた。シュルビアは、ともすると過小評価されるきらいがあったのでな。
74年W杯のシュルビアの活躍を見れば、シュルビアが歴代でも屈指の右サイドバックであることがわかる。1対1の守備に抜群に強いことに加え、物凄いスピードで右サイドを何度も上がり、再三、ゴールチャンスを作った。
そして、シュート力もあった。初戦のウルグアイ戦では、右サイドバックの選手ながら、チームで最多のシュートを放っている。
しかし、セードルフが「歴代スター名鑑」に名を連ねていたのに吐いた。あの野郎、オランダ代表ではロクに働かなかったじゃねぇか。
ワールドカップに出場できなかった名手として、イアン・ラッシュ(ウェールズ)が挙げられていた。
ウェールズは予選の組合せに恵まれず、同時代に、GK・サウスオール、MF・スピード、FW・ヒューズ、ソーンダースと好選手がいたのにもかかわらず、ラッシュはワールドカップに出られないままキャリアを終えた。
ラッシュがワールドカップ出場に最も近づいたのは、その年にラッシュが33歳になるアメリカ・ワールドカップ予選である。最終戦のホームでのルーマニア戦に勝てば出場が決まるところを敗れ、ラッシュの夢は潰えたのであった。
試合後、うなだれるイレブンに、ホームのサポーターに挨拶するように促したラッシュは、実に立派であった。自分が一番気落ちしているはずなのに、さすがキャプテンである。
わしにそんな振る舞いができるかって? できるわけがねぇ。
それは、麻雀をするわしを見ればわかる。麻雀に負けた奴は美しくないのだ。
ネズミ男が都知事選に立候補を表明したと知って、また吐いた。しかも、野郎が当選有力というのだからクソハガい。
どう見ても、ネズミ男よりも宇都宮氏の方が都知事にふさわしい。しかし、愚民が多くを占める以上、どうにもならん。
この国の政治レベルの低さは言われて久しい。今日のゲンダイにも、「こんな国際社会の問題児・安倍に国民が多くの支持を与えているのも事実だ」と、国民のアホさ加減が書かれている。
明日から、この冬で最も強い寒気が流れ込むだと? 出前の誘惑に負けそうだ…。
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