大会初日

 
 朝日はアホか。大会初日の朝刊に載せる大会の展望記事を朝日comにアップするとはよ。

 おかげで、今日の朝刊を買わずに済んだ。150円、得したぜ。

 以下が、朝日の大会展望記事である。

 
「優勝候補同士が早い段階でぶつかる組み合わせで、力が拮抗する近年の中でも、先が読みにくい大会になった。

 頂点に近いチームを強いて挙げるなら、明徳義塾(高知)、横浜、龍谷大平安(京都)、沖縄尚学か。

 明徳義塾は大黒柱・岸の存在が大きい。右腕から145キロ超の直球にカットボール、チェンジアップなどをテンポ良く投げる。打線も岸、俊足の多田を中心に出場校中1位のチーム打率3割8分7厘。派手さはないが、しぶとく点を重ねる。

 横浜はエース伊藤、中軸の浅間、高浜ら昨夏の選手権経験者が多く残り、本来なら優勝候補筆頭に挙がる存在。ただ、秋からけが人が相次ぎ、正捕手の高井も肩痛で間に合わなさそうだ。

 近畿王者の龍谷大平安は強力打線。俊足の徳本を先頭に下位まで切れ目ない。

 明治神宮大会を制した沖縄尚学はエース山城が安定し、打線も俊足ぞろいで攻守のバランスがいい。

 この『4強』の力も絶対的ではない。組み合わせの妙もある。

 1回戦で明徳義塾と戦う智弁和歌山は強力打線が復活。ここ数年では最も力があり、屈指の好カードとなりそう。

 横浜と龍谷大平安はともに勝てば2回戦でぶつかるが、1回戦で横浜と対する東北王者の八戸学院光星(青森)も侮れない。

 強打者の岡本を擁する智弁学園(奈良)、投打に好素材がそろう履正社(大阪)の近畿勢に加え、最速145キロの左腕田嶋がいる佐野日大(栃木)も『4強』に迫る。

 この冬は関東などでも大雪が降り、グラウンドを使えない時期が長かった。実戦感覚を取り戻す時間は十分でなく、投手力がものを言いそう。

 美里工(沖縄)の伊波、広島新庄の山岡、岩国(山口)の柳川ら好投手の快投も期待できる。」
 

 ほぉー。朝日の優勝候補筆頭は明徳義塾か。日刊スポーツもスポニチも、そして、
「ホームラン」などの専門誌もBクラスにしている明徳義塾を優勝候補筆頭に挙げるとは、朝日の記者は慧眼だな。

 わしも、明徳義塾を優勝候補の一角と見ている。昨夏の岸の好投が頭にあるのでな。

 朝日の展望記事を読んで、あらためて明徳義塾と智弁和歌山が初戦で顔を合わせるのがもったいないと思った。それと、横浜と龍谷大平安が2回戦で対戦するのもだ。

 今朝は第1試合開始に合わせて、10時半に目覚ましを掛けていた。が、8時に目が覚めた。

 開会式を見たいという思いが目覚まし時計に勝たせたのか? ともかく、久々に開会式をライブで味わった。

 まず、浦和学院の主将が小島なのと、済美の主将が安楽なのに驚いた。両チームとも、小島と安楽のワンマンチームくせぇ。それでは夏も勝てんよ。

 池田に大拍手が贈られるのは予想通りだった。懐かしい思いは、わしも同じであった。

 しかし、どうしても水野のチームに思いを馳せてしまう。片田舎にあれだけの大型チームが生まれたことは、1つの奇跡だろう。

 広島新庄のキャプテンの選手宣誓には感心した。よくあれだけの長文をよどみなく言えたものだ。

 それに比較して情けなかったのが文部科学大臣の下村だ。
「一挙手一投足」「一投足」で、何度も詰まるとはよ。ルビが振られていなかったのか。

 その下村が左腕だったのに吐いた。開幕戦の始球式を文部科学大臣にやらせるな。前年優勝校の主将が適任じゃないか? 

 岩国−神村学園は、ゲンダイは神村学園が勝つと予想していたが、朝日の展望記事にあるように、岩国が有利との声が多かった。

 結果は、ゲンダイの予想が当たった。第1試合で琴光喜になっていた奴らは、ゲンダイを読んでいたかどうかで明暗が分かれたに違いない。

 それにしても、岩国は打てなかったな。神村学園の東は、そんなにいいピッチャーだったか? 

 そこで思い出すのが三白眼の男である。三白眼の男が全盛期だった94年の夏、東東京大会の決勝戦で帝京は関東一に敗れた。

 その敗戦後のインタビューで三白眼の男は、
「あの程度のピッチャーを打てないようなら、しょせん甲子園で勝てないから」と言い放った。

 当時は琴光喜だったわしでさえ、
「そんなこと言うなよ。だいいち、自分のチームを慰労せんかい」と思ったもんだった。

 第3試合は、クソクソ余裕で履正社を応援していた。都立小山台に恨みは全くないが、
「高野連の欺瞞の21世紀枠は初戦で全滅しろ」と念じているからである。

 都立小山台がノーヒットノーランを食らっていれば、高野連はグーの音も出なかったのによ。9回にあんな内野安打が出るたぁ、計算外だよ、玄大佐。

 内野安打でノーヒットノーランを逃しても、勝ったからいい。高校野球史上最もハガい内野安打は、76年夏の崇徳−海星での、海星の決勝点となったボテボテのタイムリー内野安打である。その内野安打で、春夏連覇が確実視されていた崇徳が敗れたのだから。

 高野連は、都立小山台が大敗したことの意趣返しに、都立小山台応援団を最優秀応援団賞に選ぶと思われる。応援団賞も、高野連の欺瞞であることは書くまでもない。

 今日は相撲の録画に成功した。って、当たり前だ。昨日が異常事態だったんだよ。

 しかし、白鵬が不調の琴奨菊に完敗するかよ。野郎も、
「自ら転ぶしか横綱の負けは考えらない」と言っていたが、白鵬は、鶴竜の横綱昇進をアシストするつもりなのか? それは、明日の直接対決でわかる。

 明日は、池田と日本文理の戦いぶりに注目したい。明日の日記では憎まれ口をききたくないものである。


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