大会2日目

 
 第3試合の結末に、まだ頭の中が真っ白だ。日本文理は、わし好みの大型チームだったからである。

 野村元監督が言っていたように、負けに不思議な負けはない。日本文理の敗因は複数ある。

 なんといっても、9回表の飯塚の走塁ミスが痛かった。解説が冨士夫ちゃんだったら、
「セカンドを狙った飯塚君の走塁は無謀でしたね」と、苦言を呈したことだろう。それと、大井監督がスクイズを全くしようとしなかったことにも、「自ら作戦を狭めていますね」と、腐していたと思われる。

 飯塚が勝ち急いでしまったのも、日本文理の敗因の1つである。10回に2点を勝ち越して、
「勝った」と思ったのは仕方ない。だから、その裏に先頭バッターにヒットを打たれたことで動揺したようだ。

 麻雀でも、僅差のトップで迎えたオーラスで、2チャ目にリーチを掛けられると嫌だからな。って、イチイチ麻雀を引き合いに出すんじゃねぇよ。

 かわい子ちゃんレベルの新潟予選からして、日本文理が夏の甲子園にも姿を見せるのは確実。夏に大いに期待を持たせるチームであることは確かである。

 豊川は予想以上に強かった。エースの田中があんなにいい投手だとは思わなかった。それに、打線も悪くない。

 今日の試合をかろうじてものにした池田が豊川に勝てるとは想像できない。

 池田は、海南のエースが故障して登板できなかったことに救われたな。今のチームの打線では、海南のエースに完封されていたかもしれん。

 水野時代のやまびこ打線に心酔していた身からすれば、
「こんなの、池田打線じゃねぇ」と言いたい気分であった。それでも、池田の校歌を聴けたのは良かった。池田の校歌は、クソ余裕で暗唱している。

 水野が、
「天国の蔦監督も喜んでいる」という談話を出したことを知った。

 言っとくが、天国など、ないぜ。福本伸行本を読めば、それがわかる。

 今の池田のエースも、水野とは比較にならない。83年の選抜で池田と対戦した三白眼の男は、
「水野はベラボーな球を投げていた」と語っていた。

 水野の剛腕とやまびこ打線がマッチした83年選抜の池田は、選抜史上でも最強のチームの1つだった。肩を並べるのは、わしが知っている限り、76年の崇徳、84年と85年のPL、98年の横浜くらいである。

 池田の試合中のアルプスリポートで、
「さわやかイレブン」の主将がインタビューされていた。「さわやかイレブン」は記憶にあるが、「その主将を覚えている」と言えばウソになる。

 池田について、もう1つ言及させろ。池田の応援団の応援が平凡になったのが残念であった。水野時代の独特の応援ぶりを知っているだけにな。

 第1試合で完封ゲームを演じた駒大苫小牧のピッチャーは好投手だった。次の履正社戦はロースコアの接戦か? それでも、打力で上回る履正社が有利と見たい。

 駒大苫小牧のユニフォームを見て、田中を思い出さない奴はいまい。田中の好投で、大阪桐蔭で琴光喜になっていたわしは煮え湯を飲まされた。

 あんだ、今日の白鵬は。やる気、あんのか。

 白鵬は、なんとしてもモンゴル人3人タイガーを実現させたいくせぇ。白鵬の実力からして、今場所、優勝しなくても、大鵬の優勝記録を抜くのは時間の問題だからな。

 相撲協会は吐いておろう。モンゴル人3人タイガーではハガ過ぎるって。

 相撲協会としては、稀勢の里の体たらくに業を煮やし尽くした感がある。もう稀勢の里の横綱昇進は諦めた方がいいんじゃないか。

 明日、沖縄尚学が敗れるようなことはあるまいな。神宮大会の優勝校、準優勝校が揃って初戦敗退では、琴光喜になっている奴らは堪らん。

 明日も余裕で8時半に起きる。なので、今日は11時には寝る。

 それに文句を言う家族がいないのは幸せとは言えまい…。


次の日へ 前の日へ
日記トップへ HPトップへ
大会2日目