直に卓外戦術

 
 ほぉー。昨日の試合で読売が勝ったのに、報知の一面が山中とはよ。

 読売グループとしては、山中を前面に押し出したいのだろう。日テレが抱えるボクサーでは、山中以外にスター選手がいないからな。

 わしとしては、山中と亀田三男の試合が見たい。亀田兄弟は日本で試合ができないから、ラスベガスで行うビッグマッチの前座で試合を組んだらどうだ? 

 その場合、日テレで放送するか、TBSで放送するかが問題となるかもしれん。

 ところで、TBSは、亀田3兄弟のことを見切ったのか? これだけトラブルを起こすようでは、TBSも面倒を見切れまい。

 日刊スポーツの一面は、
「長谷川らしく散った」であった。大納言に読ませてもらった朝日新聞でも、長谷川の方が山中よりも、はるかに大きく扱われていた。近いうちに長谷川の引退会見があるのではないか? 

 会見といえば、杉村太蔵のクソバカが2期目の衆議院選に出馬しないことで記者会見を開いたことをゲンダイが、
「記者会見を開くこと自体がおこがましい」と書いていた。

 ゲンダイは、このように、こちらの言いたいことをスバリ書いてくれるから読み応えがある。

 昨日の予告通り、競馬がヘタクソな奴に卓外戦術を行った。数学の難問をメールしたのである。

 
「1〜240までの自然数について、2の2乗、3の2乗、4の2乗、5の2乗、6の2乗、7の2乗、8の2乗、9の2乗、10の2乗のいずれかで割り切れる数はいくつあるか?」

 しかし、返信はなかった。野郎、解けなかったな。 

 4時半頃、クソをしていた。その刹那、競馬がヘタクソな奴から、
「たまにはお茶をしないか?」というメールが来た。

 麻雀以外の用で奴に会うのも一興だ。OKした。

 しかし、いいおっさん2人が、2人してティラミス・ラテを注文するなよ。ま、人の目など気にならんがな。

 以下は、野郎との会話のダイジェストである。

 
わし:お前、皐月賞は取れたのか?
 野郎:皐月賞は8000円負けた。
 わし:じゃ、土日で、いくらやられたんだ?
 野郎:3万くらいだ。


 それで済んで良かったな。5日は田村になるなよ。

 
野郎:5日と6日の両日にやろうというのは盲点だった。
 わし:なら、2日連続で打つか?
 野郎:無理だ。
 わし:テッポウ野郎が負けていたら、5日は徹マンになるんじゃないか。
 野郎:う、それはあり得るな。
 わし:徹マンは俺もきついから、仕切り直して2日連続でやらないか?
 野郎:6日は、証券マンが
「夕方までしかできない」と言っている。

 そこで、競馬がヘタクソな奴は、証券マンからのメールをわしに見せた。

 
わし:まともなメールじゃないか。
 野郎:お前だけだよ、ちゃんとした返信をしないのは。
 わし:俺にちゃんとした返信を期待する方が間違っている。

 
わし:お前、子供達は元気か?
 野郎:4月に娘が大学に入った。
 わし:娘はかわいいのか?
 野郎:親の目から見ればな。
 わし:じゃ、俺にくれ。
 野郎:俺がお前のお義父さんになるのかよ。


 だから、そういうのを月下氷人と言うんだよ。わしは、まじで加藤茶を目指している。

 
わし:早実で初めて教室に入った時、半分以上の奴が坊主頭だったことにカルチャーショックを受けた。
 野郎:
(体育担任の)張本のクラスだから、運動部の奴が多かったんだろ。
 わし:剣道部や野球部の奴が何人もいた。
 野郎:俺は中学の時、国語の宿題を忘れたことで張本に坊主にされた。
 わし:その場でか?
 野郎:家に帰ってから床屋に行った。
 わし:坊主にならなかったら、どうなっていたかな? 
 野郎:坊主にならないという選択肢はなかった。


 そりゃ、そうだわな。坊主にしなけりゃ、張本の処刑が待っていたはずだからな。

 
わし:そういや、お前、体育の登録の時、第1希望から第5希望まで、全部落ちたな。
 野郎:再登録も全部落ちたよ。なんで遠泳をやらないとならないんだよ。


 当然、野郎は水泳の単位を落とした。2年生の時は金曜1限の体操になり、全欠席した。そういうこったから小学6年生になるんだよ。

 わし:「アカギ」は、まだ鷲巣編だ。
 野郎:いつから鷲巣編が始まったんだ?
 わし:1997年からだ。
 野郎:単行本だと、1巻で1局終わらないかもな。
 わし:単行本を買うアホがどこにおるよ。


 
わし:来月は引き落としが多いから、5日はまじで田村だ。
 野郎:俺も金がない。
 わし:お前の場合は競馬で負けたんだから自業自得だろ。


 
わし:あ゛〜、マンションでも買って、犬を飼おうかな。
 野郎:金、あるじゃないか。 
 わし:それとこれとは別なんだよ。


 
わし:ところで、昼間、送った問題はできないのか?
 野郎:接客中だったのでやってない。
 わし:じゃ、今、やれ。
 野郎:暗算じゃ無理だ。
 わし:明日までに考えておけ。


 というわけで、歓談は45分程度で終わった。これが見合いだったら、その長さでは間違いなく破談だ。

 茶店代は、奴が出した。それは助かる。

 
わし:お前、チップ2枚で取り返そうと思っているな。
 野郎:1000円以上したから、チップ3枚だ。


 明日も卓外戦術をするか。とにかく、勝つためには何でもするぜ。

 さ、今日も、とっとと黄泉の世界に旅立つか。それも卓外戦術よ。
 


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