決まらなかった

　
　昼休みに、不動産会社に行ってきた。実家の鍵を１つ受け取るのと、内覧の結果を聞きに行くのが目的であった。

　カギがないと実家の換気ができないので、鍵をもらいに行ったのである。

　弟に、月に１度の頻度で実家の換気をしに行ってもらうことになっている。本当はわしがすべきなのだが、実家に行くなど、自殺行為もいいこところ。過呼吸で倒れるだろう。

　肝心の内覧の結果である。結果から書くと、内覧に来た４件とも契約には至らなかった。

　４件のうち１件はファミリーで、「階段が急」とのことで、仲介業者を通じて断りが入ったという。

　残る３件も、内覧から１週間以上経って仲介業者から連絡がないから、まずダメだとのことだった。決まる場合は、１週間以内に決まるそうだ。

　それは、キムラ嬢にも当てはまる。姫が気に入ったら、翌日にまた指名する。翌日に都合がつかなくても、１週間以内に行く。

　４件ともあかんかったと聞かされて、まじで吐いた。不動産会社の兄ちゃんに、「この時期にこれだけ内覧が入るということは、目立つ物件ということですから」と言われたが、そんなのは何の慰めにもならん。

　それでも、ワールドカップの代表落ちよりは、はるかにまし。ワールドカップの代表漏れは、筆舌に尽くし難いハガさだろう。

　ＧＷでダメだったのだから、難航必至となった。気長に待つほど、わしは人間ができとらん。年内の契約は諦めた。

　ヤクルトが読売に３連勝したのは、一服の清涼剤となった。そんだったら、わしが神宮に観戦に行った試合で勝ってろよ。

　セペダは、黒人とインディオの血が入っているな。アンダーソンは、見た限りでは、純粋な黒人である。

　しかし、ラテン系でアンダーソンという苗字には違和感がある。アンダーソンは、アングロサクソンに典型的な苗字だからな。

　今日はニュースは見ん。安倍のツラなど、一瞥だにしたくねぇ。

　今日のゲンダイは、安倍をぶった斬っていた。

　「本人は世界の指導者の１人にでもなったつもりで、「この国の最高責任者」などと偉ぶっているが、戦犯祖父を誇りにしているだけの能なしが正体だと多くの人は見抜いている」

　「こんな小物がのさばれば亡国必至」

　だから、ゲンダイを読むのを止められない。ゲンダイは、わしの愛読書ではなく、必読書だ。

　それはともかく、わしに関しては、いいことが何にもナイマン。この負の連鎖を断ち切る術がねぇ…。